土曜日は封切りを観る日です。

 というわけで本日も西新井の映画館へ。

 なまじ毎日観に行くつもりだと、逆に封切りのときに何を観るか余計迷ったりします。朝まで考えた挙句に選んだのは、『踊る大捜査線』シリーズの脚本家・君塚良一の監督第3作、容疑者の家族とそれを警護する刑事の姿から、世間の眼差しの残酷さと犯人・被害者双方の苦しみを描いた社会派作品誰も守ってくれない』(東宝・配給)。既に海外ながら脚本賞を獲得するなど高い評価を得ているので楽しみにしていましたが、想像以上に良質。私の観た君塚良一脚本作品の最高傑作かも知れません。背景となる事件はシンプルですが、徹底し容赦なく描かれる悲劇が胸に迫ってきます。そのくせ、ラストでは決して妥協することなく、微かな救いを齎しているのが見事。これはお薦めです。

 ……しかし、毎日のように同じ劇場に日中駆けつけていると、食事の選択に迷います。今日は素直に行きつけの蕎麦屋に行きましたが、来週、たぶん3回ぐらい昼間に寄るときはどーしたものやら……。

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