レンタルDVD鑑賞日記その33。

• 『デクスター シーズン１ Vol.4』(Paramount Home Entertainment Japan)

　デクスターが“シリアル・キラー”としての孤独を実感する第７話『仲間たち』と、カウンセラーとしての地位を巧妙に利用した殺人犯との対決を経て大きな展開を見せる第８話『危険なカウンセリング』の２話。

　思いがけない“標的”の再登場や、冷蔵庫キラーを巡って大きな動きを見せています。デクスター自身の逡巡、煩悶に焦点が当てられているせいで、当初思っていたほど、デクスターが獲物を見定める過程に筆を割いておらず、特徴的な犯行や犯人像、デクスターとの駆け引きのような面白さを演出していないのでどーにも物足りないのですが、しかし物語に拘わってくる殺人犯の姿と絡めてデクスターの葛藤、変化をスリリングに、ドラマティックに描いているので、これはこれでやっぱり面白い。

　ここに来てようやく、なのか早くも、なのかとうとう冷蔵庫キラーが姿を見せたのですが――どう考えてもこのあと大変なことになります。既に第５巻は手許にあるので、すぐに観ることも出来るのですが、作業も大詰めなので後日。っていうか、第６巻も届いてから一挙に観ようかと思ってます。