第22回東京国際映画祭コンペティション参加作品『激情』監督&主演女優によるQ&Aつき上映。

 出来る限りたくさん観たいのはやまやまながら、時間や予算の都合もあり、今年の東京国際映画祭でチケットを確保したのは3つ。今日、2本目を観て参りました。夕方、電車にて六本木へ。

 鑑賞したのは、エクアドル出身の監督セバスチャン・コルデロ監督作品、異様な愛の物語『激情』(日本配給未定)。この監督が前に撮った『タブロイド』という作品が記憶に残っていたので選びました。もーちょっとサスペンス的なのかと思っていたら、あまり緊迫感などは描かれず、それぞれに追い詰められながら、逢えない相手に想いを募らせていく様を壮絶に描写した、極端すぎるロマンス、という作品に仕上がってました。主人公たちの行動に共感しづらいのですが、それ故に不思議な説得力のある話です。なかなか。

 上映終了後はセバスチャン・コルデロ監督と、ヒロインを演じたマルチナ・ガルシアによる質疑応答。さすがに上映後だけあって内容に抵触した質問が多く、詳述は避けます。でもかなり参考になりました。引っ掛かっていたポイントにも言及してくれましたし。

 しかしここのくだりで個人的に衝撃だったのは、イベントが始まる直前でした。司会の方が、「では監督にご登場いただきます。客席に座っておられますので、どうぞ盛大な拍手で」云々と言っているときに、私の前の列、ふたつほど左に座っていた人が立ったのです。近っ!

 鑑賞後は、前回訪れたとき入れなかったうどん屋にて夕食。前回同様大混雑でしたが、意地で待って、40分ぐらいでどーにか食事にありつけました。でも盛況が納得できるくらい美味だったので、また来てみましょう。

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