『ビロウ』のデヴィッド・トゥーヒー監督&『トリプルX』のヴィン・ディーゼル主演によるSFホラーです。
……何故か仕掛けのあるSFミステリーだと思いこんでいたので、そこで軽くたまげました。しかし荒廃した惑星に訪れる“日食”の異様なインパクトある映像に、暗闇を舞台にした恐怖演出が実に凝っていて、普通に見応えのある作品でした。ラダ・ミッチェル演じるヒロインやヴィン・ディーゼル演じる殺人犯がそれぞれに心境を変化させていく様も巧みに描いていて、なかなかの出来。
で、この作品を踏まえたうえで大作『リディック』が誕生したわけですが……観たのがだいぶ前すぎて、よく覚えてないな。よーやくプリクエルを観られたのですから、この際復習してみようかしら。
- 『BONES―骨は語る― Season1 Vol.2』(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント)
1巻を観てから1ヶ月近く、よーやく借りられました。まあもともと、優先順位を低めに設定していたせいもあるんですが。名門私立学校の校庭で、樹の高いところで首を吊った少年の遺体が発見された。ブース捜査官は学校の秘密主義を前に他殺を疑うが、ブレナン博士は淡々と調査を行う第3話『木に吊された少年』。保護区で見つかった熊の屍体の腸から、人間の腕が見つかった。切り口に鋸の痕があったため、ブレナン博士とブース捜査官が現地に赴く第4話『クマの中に残された証拠』。以上、2話。
第1巻収録エピソードではそれぞれの特殊能力や専門性が強調されていましたが、今回はけっこうきちんと謎解きをしてます。こと第4話は発端の奇妙さと動機の異様さでは出色。途中の会話でなんとなく誰が犯人かは察しがつきますが、ドラマの1エピソードでこういう強烈な趣向にお目にかかれただけで結構驚愕します。本筋とは関係ない、ブレナン博士の同僚たちのみょ〜なやり取りも愉しい1話でした。
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