一時期に較べて当選率が落ちていますが、手当たり次第応募しているお陰で、2ヶ月に1回ぐらいは当たります。9月3日の『アンを探して』以来の試写会に参加するため、西新井へ――いつもはバイクですが、生憎の陽気ゆえ電車にて移動。
ちょうど昨日、作業が一段落したところであり、明日からはまた忙しくなるので、この機会に心残りを潰しておこうと、3時間ほど早めに現地入りして、本題の前に1本鑑賞。しかし色々と見込み違いがあったため、少し遅刻してしまいました。どうにか予告篇のうちに着きましたが、あと3分遅かったら本篇に食い込んでました。
ついでに鑑賞した作品は、松本清張の代表作を、犬童一心監督、広末涼子・中谷美紀・木村多江という豪華共演で久々に映画化した『ゼロの焦点』(東宝・配給)。
まだ原作を読んでいなかったので、公開までに発掘して目を通すつもりが、時間が作れず予習なしでの鑑賞。そのお陰でけっこう素直に優れたサスペンスを味わえました。ちょっとクライマックスで色々なものを描きすぎ、仮に原作通りだとしても少し削った方が鋭さを増したのでは、と思いましたが、ほぼ満足の出来。……観ながらずーっと『赤い三人の女』という表現が頭の中を飛び交っていたのはここだけの話。
20分ほど置いて本日の本題へ。『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督最新作、マヤ文明が預言した災厄によって崩壊する世界を描き出したディザスター・ムービー『2012』(Sony Pictures Entertainment・配給)。
……まあ、おおむね予想通りの内容でした。ディザスター映画定番の外枠に、定番のモチーフを大量に組み込んであるし、最終的にはだいたいこーするしかねーだろな、と言うところに落ち着くので、お話としての意外性はない。しかし、この手の映画でも史上最悪クラスの災害描写は息を呑むほど迫力がありますし、疑似科学っぽい説明に疑問は抱いても、そこから発生する出来事への反応、対処には説得力がある。それに、終始お約束通りだからこそ、大スクリーンで観る価値のある映像と、1回で満足感を得られるシンプルなストーリーに仕上がっているので、これはこれで充分にいい仕事です。
鑑賞後は急いで帰宅――するつもりが、あまり電車で訪れない場所だったのが災いして、うっかり反対方向の電車に乗ってしまい、結果的に行きの倍ぐらいの時間を費やしてしまいました。だから更新がこんな時間なのです。お買い物報告もあったんですが、まだ色々とやることが残っているので、明日に回します。
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