最近、少しずつ3D上映対応の映画が増えてきています。そんな中でも、今日観に行ったものは、映画業界としては今後このスタイルを本格的に普及させるための起爆剤として期待をかけているはずの1本。私は、まーそういうことは抜きにしていずれ観に行くつもりでしたが、公開が近づくにつれ、あちらでのやたらと高い評判が耳に届いてきたので、ならば、と前夜祭と称した先行上映にて鑑賞してきました。
訪れたのは有楽町のTOHOシネマズ日劇、最大の1番スクリーン。作品は、『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が長い構想期間と莫大な予算を投じ、全力で作りあげた、3D方式によるSFスペクタクル『アバター』(20世紀フォックス・配給)。
『タイタニック』を抜きにしても、常に平均値以上の仕上がりにしてくるキャメロン監督なので不安はなかったんですが……これは凄かった。ストーリー自体は夏にイベントで抜粋映像を観た時点で予想したほぼその通りだったんですが、世界観の作り込みが尋常じゃない。あっちこっち既視感は覚えますが、補強するために用意した素材のなんとまあ多いこと。それがCGの粋を尽くして迫真の映像に仕上げられていて、劇場で観る愉しさの横溢する映画になってました。なるほど、評価も高いはずだ。
ちなみに、ここで貸し出している3D眼鏡ですが、これまで普通の眼鏡を着用していると上からかけにくい、鑑賞中に位置がずれてストレスになる、という欠点を、つるの端をゴムバンドで結び、適宜長さを調整することで、固定が可能なように作り直してありました。お陰で、前よりも格段に鑑賞時のストレスは軽減されました。……本来の眼鏡が顔に押しつけられるので、鼻当てが食い込む感じになり、ちょっと痛いのが悩みですが、まあ観づらいよりはよほどましです。
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