『Dr.HOUSE Season2』第12話 検査法

 前回、前々回と、ちゃんとリアルタイムでは鑑賞していたんですが、漫然と観てしまったのであとで改めて観直そうと躊躇しているうちに時間が経ってしまいました。前2本はそのうち、可能ならアップすることにして、とりあえず昨晩放送されたぶんの感想。

 父親と共にバギーで遊んでいた青年が、運転を許された直後に事故を起こした。火傷の他に、心停止を起こしかねない数値の病変が認められたためハウス医師が担当となったが、体表面の40%に及ぶ火傷のために、通常の検査方法が用いられない。一同は様々な手段を用いて検査を行うが、その一方でハウスは、かつての同級生の鼻を明かそうとにわかに躍起になっていた……

 今回のハウスさんはいつにも増して無茶苦茶です。昏睡状態の患者を実験台にするわ、重度の火傷に見舞われた患者の麻酔を抜いて、無理矢理話を訊いたり。フィクションでなかったら、フィクションでもハウス医師のように天才でなかったら大問題になっているやり方です――前者はともかく、後者は唯一の突破口だったので、致し方のないところではあるんですが。

 患者から麻酔が抜けない、しかも感染症の危険があるために無菌室から出る必要のあるMRIやCTRは不可能、腰椎穿刺も困難というなかで、様々な検査方法を用いて症状を絞り込もうとする過程が見所です。しかし……そこまで骨髄が繋がっているとはいえ、頸椎に穿刺する光景はさすがに痛かった。

 基本的に医療ミステリなんですが、現代的な題材をきちんと盛り込んでいるのも巧妙。このシリーズはハウス医師の口癖「人は嘘をつく」がしばしば最後で決め手になってくる傾向にありますが、今回はそれが特に響いてきました。

 この話では本筋に拘わらないところでのハウス医師の暴走っぷりも際立っていましたが、それをなんとなく引っ張りつつ次回に続く。次は特別に土曜日深夜、2本立てでの放送だそうです……が、さすがに2時50分スタートで5時近くに終了、というのにリアルタイムで付き合えないので、また感想をアップするのは先の話になりそうです。好きだけど別にそんな畳みかけるように見せてくれなくてもいいんだよぉ。

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