どうなる歌舞伎町映画街。

 多忙で、というのもありますが、積極的に観たい、と思うものは昨年までにあらかた潰してしまったためこれといって出かける理由もなく、9日目にしてやっと今年2度目の劇場詣でです。……まあその分、来週からだんだん大変になってくるんですけどね。

 本日は電車にて新宿へ。新耳袋トークライブを鑑賞するために3ヶ月ぐらいにいちどは訪れていますが、映画を観に来るのは久々となる歌舞伎町エリアです。そして、しばらく足が遠のいているあいだに――えらい閑散としてしまいました。

 まずコマ劇場に入っていた東宝系の劇場が去り、オデヲン座やジョイシネマなど、広場を挟んだ劇場も相次いで撤退して、気づけばミラノを筆頭とする東急系の劇場だけになってしまった。

 新宿バルト9と新宿ピカデリーというふたつのシネマコンプレックスが出来たことで、ロードショー系の観客をごっそり向こうに攫われてしまったのが最大の原因――と言いつつ、それ以上に周辺の環境が低年齢層の観客を遠ざけていることと、何と言っても施設そのものの老朽化が著しかったので、仕方ないことのような気もします。私自身、施設の状態や従業員のサービス面で不満を抱くことも多かったため、近場に用事でもない限り立ち寄らないようにしていたので、あまり思い入れはないのですが、それでもちょっと複雑な心境。ミラノは国内最大級の劇場、という自負がある分、まだ持ち堪えてくれるとは思うのですが、ここがなくなったらさすがに寂しすぎます。

 本日の目的地シネマスクエアとうきゅうも、実は3年半ぶりぐらいの訪問です。先週の恵比寿ガーデンシネマが飲み物だけ解禁したことで、場内完全飲食禁止、という劇場は、私の知っている範囲ではここだけになりました。まあその分だけ、シートは上質で、座っていて疲れないのは有り難いのですが。

 鑑賞したのは、トニー・ジャーの『トム・ヤム・クン!』以来の主演作にして初監督にも挑戦した歴史アクションマッハ!弐』(KLOCKWORX・配給)

 詳しい感想はこのあとすぐにアップしますが……まー、ある意味心配した通りの出来でした。エンドロールに入った瞬間、会場から声のない「ええええええ」という叫びが聞こえてくるような気がしたほどです。その辺のアクション映画より生身のインパクトがあったのは間違いないし、いいところもぽつぽつ挙げられるんですが……まあ、何にしても詳しいことはのちほど。

 鑑賞後は近場で昼食を摂り、ちょっとだけ携帯電話の売り場を覗いてから帰宅。前回の購入から2年が経つので、そろそろ新しいのを見繕っているのです。音楽を聴く機能はiPhoneで充分賄えているので、今度はカメラの機能が充実したのを選ぼうかと思っているところ――iPhoneはフラッシュやズーム機能がなく、映画感想に添付するための看板撮影だけでも時々ものすごーく苦労するので。

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