きのう鑑賞したのですが、書くのを忘れてました。ネバタコスに替わる新たな刺客が登場の第25話、うららのお仕事の付き合いでメンバーが初めて大都会に触れる第26話、りんの恐がり克服大作戦な第27話を収録。
エピソードとしての見所は第26話でしょうか。特に意味もなく西洋風の、どこか長閑な街に暮らしていたのぞみたちが、初めて大都会に出て来ることで、ようやく自分たちの暮らす世界の特異性を実感する。でも、あらゆるものが目まぐるしく動き回っているこの街でも、彼女たちの好きなものや価値観があるのだ……という話運びは、前シリーズでもやっていなかったことです。そういう意味では久々に、前シリーズとは違うものを打ち出すことが出来た印象。こういうエピソードでの敵役に担ぎ出されるあたり、やっぱりブンビーさん愛されてますな。
第27話は、前シリーズで判明したリンの意外な弱点について掘り下げる格好……というよりは、むしろこまちの変わった一面が楽しめるエピソードと考えるべきかも。こういう状況でお化け側を脅かすとか、最後で各メンバーに用意していた“らしい”衣裳なんか、人の悪ささえ感じます。
新しい敵については、あんまり魅力を感じなかったりして。
- 『クライモリ デッド・エンド』(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント)
こちらは今日鑑賞しました。2004年に日本でも劇場公開されたスラッシャー映画の続篇。リアリティ・ショー参加者たちに、あの一族が襲いかかる、という話。
……もう5年も前の作品なので、前作についてほとんど記憶がなく、どういう風に繋がっているのか思い出せません。まあ、関係しているキャラクターは僅かみたいですから、そんなに気を遣わずとも構わないのかも。実際、普通にグロくて残酷なスラッシャーとして楽しめます。
ただ、『ヒルズ・ハブ・アイズ』なんかと較べると、やっぱりそのストレートさがちょっと物足りない。メンバーにひとり、元海兵隊というのを加えることで、やたら頑丈な敵役に対抗できるようバランスを取っているのはいいんですが、死ぬ者と生き残る者の分岐点の意外性や、戦い方への工夫などが足りないので、描写のグロテスクさが際立って、展開そのもののインパクトが乏しい。もーちょっと突き抜けてくれても良かったかも。……だからこそ本国でも日本でもDVDスルーになったんでしょうけど。
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