終盤は入浴しながらでしたが、ちゃんと鑑賞しました。
……劇場版より出来いいかも。
いや、相変わらず細部は緩いし、規模は劇場版のほうが上ですが、ミステリとしての面白さはこっちのほうが優れていると思います。犯人は解りきっていてもなかなか判明しない手段、仕掛け自体が持つ悲劇的なドラマの演出、そして何より、中心人物である浅野ゆう子の迫力が素晴らしい。
それと、上田が登板する理由に用いられている“呪い”の活かし方も巧かった。お馴染み矢部の頭髪ネタに加えて、まさに『TRICK』の奈緒子だからこそあり得る展開が、いい笑いを作りあげてます。実も蓋もない濡れ場の表現なども個人的にはツボでした。それにしても次郎号凄いな!!
ただ、ざーっと眺めていただけだったから気づかなかったのかも知れませんが、劇場版とのリンクがあまりなかったのがちょっと残念。劇場版での言及や地図上の関係ぐらいが目立ったところかしら。録画もしてあるので、あとでもういちど確かめるか。
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