先週末からまた体調を崩して、作業がだいぶ遅れ気味になってます。しかしそれはそれとして、ときどき映画館詣でをしないとストレスと運動不足で余計に調子を崩してしまう。そのうえ今週は、チェックしていたのに金曜日までで上映が終わってしまう作品がふたつあるのです。明日はどうやら雨模様になりそうで、最近は電車でのお出かけはどうにも物足りない、という厄介な性分になってしまったこともあり、とにかく夕方から出かけることにしました。
向かったのはユナイテッド・シネマ豊洲。ここでは前にも、最近公開された名作のリヴァイヴァル上映を固めて行っていたのですが、今年も“ららぽーと豊洲映画祭2010”と銘打ち、先週から1ヶ月限定で実施しているのです。『ハート・ロッカー』や『プレシャス』など、ちゃんと鑑賞した作品もあるのですが、観逃した作品も数本混ざっている。今週は特に、公開時絶対に観ようと思いながら時機を逸した作品が含まれていたので、意地でも足を運びたかったのです。
3回目の自転車による豊洲行きは、所用時間50分を切りました。複雑な道程に慣れたこともあるのでしょうし、暑さが和らいで動きやすくなった、というのもあるでしょうが、身体がだいぶ自転車での遠乗りに順応してきた、というのがいちばん大きい気がします。だって、そんなに疲れてないし。
作品は、『インセプション』の好演で注目されたジョセフ・ゴードン=レヴィット主演、運命の恋を信じる男の甘くも苦い経験を、キュートでポップに描き出した『(500)日のサマー』(20世紀フォックス・配給)。
出来はというと……観逃したことを心底後悔し、遅ればせながら観られて本当に良かった、と感激してます。寓話的な語り口だけどリアル、それでいて快いファンタジーにもなっている。クライマックスの思いがけない展開の果てに待ち受けるラストの爽快感と言ったら、類を見ない素晴らしさです。監督のマーク・ウェブは本篇の仕事ぶりが認められて、リニューアルされる『スパイダーマン』最新作の監督として抜擢されたそうですが、それも納得。
今度豊洲に来たときは、帰途月島に立ち寄ってひとりでもんじゃ焼きを食おう! と密かに心に決めていたものの、今日は終映が18時半、月島を通りかかる頃は混雑が予想されたので泣く泣くスルー。平日の昼じゃないと、単身では入りにくいです。
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