- 『真昼の死闘』(Universal Pictures Japan)
クリント・イーストウッド主演作渉猟7作目、ドン・シーゲル監督とのコラボレーション第2作である西部劇です。流浪の用心棒と風変わりな尼僧の旅を描いたもの。
……これ、多分イーストウッド作品を順に辿っているからこそ、意外性を感じる代物です。伏線はきちんと張られているので終盤のひねりは察しがつくんですが、普通の感覚だと、ひねらない方が正解に思えるのではないでしょーか。このラストで喜ぶのは変わり者だと思う。
- 『ふたりはプリキュア Vol.12』(Marverous Entertainment Inc.)
クリスマス、藤村先輩に告白を決意したなぎさの懊悩を描いた第44話、合唱コンクールを背景とする第45話、そしてとうとうベルゼイたちが石の力を奪いにかかる第46話、の全3話。
この辺りに来ると、学生生活の大きなイベントをドツクゾーンの連中が邪魔する、というパターンばかりになっている印象。第44話、45話は絵の仕上がりもいまいちなので、余計に少々首をひねる出来でしたが、第46話はいよいよクライマックス手前を意識してか、一気に絵の完成度が底上げされていて、観ていて感心することしきり。時間の経過が少し悠長に思えますが、最終決戦に向けての覚悟も丹念に描いていて、興奮の募る良エピソードでした。
いよいよ、次の巻で完結。まあすぐに『〜マックス・ハート』に入ってしまうつもりですが、でもちょっと身構えてみたり。
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