『真昼の死闘』からこの作品までにまだ3本、イーストウッド主演作は残ってるんですが、我慢できずに鑑賞してしまいました。
……うん成る程、こいつぁ傑作。刑事による事件捜査を描いているとはいえ謎解きのようなものはなく、異常な事件を起こす犯人と、理不尽な法によって縛られたアウトロー刑事の怒りが爆発する様を、渋く熱く描いた本物のハードボイルド。観光地はほとんど撮さず、生活感いっぱいに捉えられたサンフランシスコの光景と、ジャズを基調にした音楽もあいまって、忘れがたいインパクトを残します。締め括りがああなってますが、そりゃ続篇を作りたくもなろうというもの。……なんかこのシリーズだけは借りずに買い揃えようかしら、という気分になってます。
詳しい感想ですが、折角『荒野の用心棒』から『真昼の死闘』までほぼ順番に辿ってきた*1ので、あいだに挟まる『戦略大作戦』、『白い肌の異常な夜』、『恐怖のメロディ』のあとにアップしたいと思います。購入したものだから、感想を書き上げるときに復習も可能だしー。
*1:“ほぼ”としたのは、日本では未だDVD化されていない『ペンチャー・ワゴン』を飛ばしているから。
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