強風に煽られて、16回目の午前十時の映画祭。

 今週は試写会の予定が入り、平日だと身動きしづらそうだったので、普段は避けているのですが、今回ばかりは特別と、祝日に映画鑑賞することに決めました。都合16回目となる、午前十時の映画祭参加です。

 ……が、そう思って早めにチケットを押さえておいたら、今朝、胃のむかつきで、午前6時に目が醒めた。どうも昨日、変な取り合わせで多めに食べてしまったのがいけなかったらしい。もはや寝付くことなど出来ず、やむなく読書して落ち着くのを待ちました――お陰で、作業と映画鑑賞に押しやられてなかなか読み終えられなかった本が一気に片づいたのが不幸中の幸い。このまま胃の調子が改善しないようなら、チケットが無駄になるけど今日は諦めよう、とまで覚悟を決めたのですが、出かける頃合いにはだいぶ良くなっていたので出発しました。

 ……今度は、強烈な冷え込みと、突風に苦しめられました。ほとんど向かい風で、自転車を漕ぐのにいつも以上の力を消耗し、六本木に着いたときにはもうへとへと。そのうえ、森ビルの正面入口前はビル風が強すぎるために閉鎖されていて、若干ですが遠まわりまでさせられる始末。体調はともかく、気象には敵わない。

 ただ、ひとつ収穫だったのは、移動経路が平日よりも走りやすかったこと。考えてみれば当然で、この時間帯自転車で走るのが辛いのは、駅近辺や官公庁周辺の歩道は広くても人がいっぱいだし、車道は日中よりスピードの速い車が多く、どこも安心していられない。しかし祝日ならこのどちらも解消されるので、そりゃあ快適に走れるというものです。私が平日や土曜の朝一で映画館に赴くのが好きなのは、比較的劇場内が空いているからなのですが、午前十時の映画祭に限っては8割方席が埋まっているのがほとんどですし、vitで予め押さえておいた方がいいぐらい競争率が激しいので、それならいっそ祝日を狙って観に行ったほうが、移動中のストレスは少なくて済むかも。

 今週の作品は、ふたたびビリー・ワイルダー監督作品、マリリン・モンローの名曲を用いていることでも知られる、禁酒法の時代を舞台に描くコメディお熱いのがお好き』(日本ユナイテッド・アーティスツ配給)。詳しくはのちほど――何にしても、この映画祭の上映作品はハズレがなくていい。

 鑑賞後はいつも通りうどん屋へ。こちらも祝日はいつもより空いている感じでした。しかし空き具合よりも問題なのは私の胃腸の具合でしたが、恐る恐る毎回頼むのと同じものを同じ量注文してみたら、案外すんなり入りました。……やっぱり体力消耗してるからかね、ここに来るまでに。

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