まださよならは言わないぞ。

 連休が明け、世間のひとびとが仕事に復帰したところで、私はあえて映画館へ――諸々の事情があって、先月まではTOHOシネマズ中心で映画を観まくっておりましたが、今月からはまたあちこちに足を伸ばすつもりです……時間とか、各種の余裕と相談しながらですが。

 本日赴いたのは、銀座テアトルシネマ。いよいよ今月末の閉館を控え、現在はクロージング作品を上映中です。ほんとーは最後の作品まで可能な限り押さえたかったんですがなかなか状況が許さず、今年に入って初めての訪問。でも11日より始まる、これまでの上映作品から選りすぐりのものを再上映するさよなら興行には最低1回は来たいので、本日の鑑賞作品のついでに、劇場公開時に観逃した作品のひとつのチケットだけ購入してしまいました。

 鑑賞作品は、『ケス』『ルート・アイリッシュ』など、社会派の要素を含んだ作品群で知られるケン・ローチ監督最新作、失業中の若者がスコッチの魅力に目醒めたことで、人生の逆転を試みる天使の分け前』(LONGRIDE配給)

 私がこれまでに観たケン・ローチ作品はどれも重いタッチだったのですがこれは軽快、そして後味も爽快。ちゃんとイギリス、貧困や犯罪の現実を織り込みながら、そこから抜け出そうとする逞しさ、明るさが描かれている。ケン・ローチ作品の多くをかけているからこそこれをクロージングに選んだ、と思ってましたが、内容的にも締め括りには相応しい作品でした。

 ……と、映画鑑賞自体は従来のペースに戻りそうですが、体調のほうはまだまだ不安定です。映画を観終わった時点でけっこうヘロヘロだったので、さほど寄り道もせずに帰宅、仮眠のあともあまり集中出来ず、感想を書くのが精一杯でした……アップしたら早く寝よう。いつになれば落ち着くのやら。

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