27回目の午前十時の映画祭。

 依然としてギリギリの態勢が続いておりますが、これだけは押さえねばならぬ、と夕方から自転車にてお出かけ。今年5度目のTOHOシネマズみゆき座です。

 今週の午前十時の映画祭《赤の50本》作品は、誰もが知るあのロマンスを、オリジナルにゆかりのある土地とスタッフで製作した1968年の作品ロミオとジュリエット』(パラマウント配給)。正直、展開がモタモタしているうえ、陶酔的な台詞回しがあまり好みではなかったのですが、オリヴィア・ハッセーの可愛さでぜんぶ帳消し。――いや、話運びは原典をきっちり踏まえているし、わりと見過ごされている感のある本質も押さえているので、あの作品の実写映画化としては極めて良質だと思うのですが。なお、既にだいたい感想は書き上がっているのですが、ここの項を用意するのが24日中に間に合わなかったので、明日付でアップ致します。

 今日あたり、待っていた本が発売する、という情報があったので、鑑賞後は有楽町駅近くの三省堂書店に寄り道。目当てのものは明日以降の入荷、ということで空振りを喫しましたが、店内がけっこう盛況だったことに驚きました――まあ、ちょうどあのあたりの企業の終業時間直後で、近場の店がもう閉まり始めていたのから、というのも大きいのでしょうけれど。

 なお、午前十時の映画祭、当分六本木での上映は流動的になるようです。既に来週、再来週の上映が延期になっており、そのあとも未だ調整中とのこと……『ゴッドファーザー』第1作、第2作を立て続けに観ることが出来なくなったのが残念ですが、まー致し方ありません。その代わりみゆき座では継続が決まっていて、以降3週は昨年私が押さえられなかった作品が続くので、毎週の映画祭詣でも継続致します。早く全国の上映館が正常に営業できるように祈りつつ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました