毎週恒例の、午前十時の映画祭詣でです。今週は《青の50本》から。
作品は、スティーヴ・マックイーン主演、頭脳的な銀行強盗犯と保険調査員の危険なロマンスを描いた『華麗なる賭け』(日本ユナイテッド・アーティスツ配給)。
見出しにも書いたとおり、実はスティーヴ・マックイーン初体験です。ケヴィン・コスナーに与えた影響の大きさや、出演作の方向性を思うと、もっと早く観ていても不思議ではなかったのですが、機を逸して今までずるずると。……ただ、どーせ初めて観るなら『大脱走』とかのほうが良かった気はします。雰囲気の出し方は素晴らしいんですが、本篇はいまひとつ動きがないのがなー。冒頭の犯行やスタイリッシュな映像、フェイ・ダナウェイの佇まいは魅力的でしたが、中盤は緊張感に欠いていて、いまひとつの印象。それでも結末の、洒落ていると同時に苦みのある余韻は見事でした。
鑑賞後は毎度のことながらうどん屋へ。今回は夏の新メニューを試してみました……そこで冷たいのを選ばないのは、私の趣味です。汗を掻いてでも熱い方を食べる。
コメント