感想を書く必要がないのが楽。[午前十時の映画祭(48)]

 相変わらず多忙、とはいえ午前十時の映画祭は100本すべて観るのが目標であり、まだ梅雨の続く昨今、陽気のいいときに出かけないと観逃しかねない。幸いに今週は、1本は以前に感想を書いたものだったので、晴れ間が出る予報になっていた今日にチケットを押さえておいて、朝から六本木へとお出かけ。

 ……しかし好天にもほどがある。道中の飲み物は用意していますが、帽子を被らなかったのは失敗でした。そうでなくても多忙なところへ、土日の徹夜イベントの疲れがまだ残っていたせいもあって、劇場に着いたときには若干グロッキーになり、だいぶ集中力を欠いてしまいました。

 作品は、今週の《青の50本》、クリント・イーストウッド出世作であり、マカロニ・ウェスタン・ブームの火付け役となった傑作荒野の用心棒』(東和配給)。集中力を欠いていたとはいえ、やっぱり面白いのには変わりありません。DVDで鑑賞したときにはいささか暗すぎるように感じた墓場での銃撃戦前後の映像は、フィルムだとけっこう鮮明に見えました。昼間、カメラにフィルターをかけて撮影し夜のように見せかけた、いわゆる“アメリカの夜”だったのもよく解る。この午前十時の映画祭は、現在DVDでリリースされているものと必ずしも同じマスターを用いているわけではないようですが、それでもDVDとフィルムの表現、印象の違いが確かめられるのも愉しいところです。

 鑑賞後はいつもながらうどん屋で昼食を摂り、帰宅。けっこう早めに帰れるので、少し昼寝をしてすぐに作業に復帰するつもりでいましたが、前述のように帽子を忘れ、少々陽射しを浴びすぎてグロッキーになっていたので、多めに睡眠を取りました。さー追い込みだ追い込み。

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