残すところ半分。[午前十時の映画祭(51)]

 きのう触れるのを忘れてましたが、午前十時の映画祭にて鑑賞した作品は『薔薇の名前』でちょうど50本目となりました。というわけで、本日から後半戦です――まだまだ先は長い。

 今日は快晴とはいかないまでも、大雨になることはなさそうなので、安心して自転車にてお出かけ。しかし、正体不明の筋肉痛に悩まされ、どーにもスピードが上がらない……と言っても、都内の交通事情は、よほど長時間休憩を取ったりしない限り、基本的に所用時間は変わらなかったりするのです。いつも通り1時間程度で六本木到着。

 本日の作品は、『荒野の用心棒』に続き、黒澤明監督作品の西部劇リメイクです。ユル・ブリンナースティーヴ・マックイーンなど、当時とその後の著名な俳優が顔を揃え、悪漢から街を守る『荒野の七人』(日本ユナイテッド・アーチスツ配給)。事前に『七人の侍』を観ておきたかったところですが、なんかここまで来ると黒澤映画の美味しいところも大スクリーンで観たい、という野望がふつふつと湧いてしまい、予習なしで鑑賞。それゆえ、単純に良質の西部劇にしか見えませんでした。心理的な伏線も設けたクライマックスの迫力、ドラマ性は圧巻、の一言に尽きる。……ただ、あとになって冷静に考えると、実はスティーヴ・マックイーン演じるヴィンってあんまり活躍してないよーな……? 格好いいのにズルい。

 鑑賞後は、近くの書店で探しものをするものの、発見できず手ブラで撤退。いつも通りうどん屋で昼食を摂って、あとはまっすぐ帰宅しました。

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