レンタルDVD鑑賞日記その210。

 土曜日の時点で観終わっていたのですが、何だかんだで感想を書く余裕がなかったので、いまさらながら言及。『ほんとにあった!呪いのビデオ』初期に携わった鈴木謙一が脚本を担当した、山を舞台にした怪談ドラマのオムニバス。

 観るからに低予算の作りですが、なかなかうまくまとまってます。演技や演出に稚拙な点はあれど、勘所をさほど外していないので、あまりすれていない人はたぶん本当に怖い。……ただ、ネタの仕掛け方が細かいので、私がこーいうのを借りるときにはBGV代わりにすることが多いのですが、そういう用途には向きませんでした。あと、その2のトリを飾る“単独登頂”という作品、ハンディカメラの映像で構成されているのはいいのですが、終盤の映像が何故撮られたのか、という点にかなり無自覚なので、せっかくの最後の話なのに不自然な印象が強まってしまったのが残念。狙いはいーんですけど。

 きのうの大成龍祭で上映されていた作品。今後も観逃したものはなるべくこの形でフォローしようかと思ってます。

 ……しかしこれ、ジャッキーが主役でないことを差し引いても、微妙な仕上がり。愉しいのは確かですし、アクションの見せ場が多いのはいいんですが、少し話が強引すぎる。いくら香港映画が雑だと言っても、あのどんでん返しはどーだろう。

 とはいえ、そういうところまで含めて憎めない作品であるのも事実。借りた店に置いてあったのが古いDVDで、映像が小さく画質が粗いのがすごーく残念でした……そろそろどーにかしてくれないだろうかあの店。

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