今年のはじめぐらいに大成龍祭2011の存在を知ってぼんやりと興味を抱き、初回を訪れたあたりから、20回鑑賞した際のプレゼントを(そんな切実に欲しいわけではないですが)目標に通うことを心に決め、早くもおよそ半年。本日、とうとう当初の目標であった20回目に到達しました。大成龍祭2011自体はあと3回あるので、残りも押さえると23回。律儀に毎週鑑賞している午前十時の映画祭よりも緩やかではありましたが、それでもなかなか大変でした……。
このところ大成龍祭を観るときは、ついでにもう1本拾うことが多かったですが、今日は昼寝を摂る時間が半端になってしまったので、本命のみに。今月は一般の上映作品にもやたらと観たいものがあるので、こういう機会に鑑賞しないと追いつかないんですが、もともと気になるものをぜんぶ観ようと思ったら、毎日でも間に合わないくらいなので致し方なし。
今週の作品は、ジャッキー中期の異色作、偶然から香港暗黒街のボスに祭りあげられてしまった男の姿をコミカルに描いた『ミラクル/奇蹟』(東宝東和配給)。
ジャッキーらしいアクションとコメディを軸に描こうとした、彼流の寓話。香港映画らしく変なアクがありますし、もー少しスマートにならなかったのか、という部分も多々あれど、その工夫と意欲、何より全篇に溢れる主人公の“人の好さ”が快い、いい作品でした。毎回のように流れる、大成龍祭2011用のコメントつき『1911』トレーラーで、ジャッキーがお気に入りの作品のひとつに掲げているのですが、なるほど確かに。本来ジャッキー・チェンが理想としていた作品のスタイルにいちばん近い作品だと思います。
いつもは上映前にイベントが行われるのですが、今日は上映開始が遅いことを配慮してか、本篇終了後にプレゼントの抽選会がありました。景品は『1911』のマスコミ向けプレスシートです。……当然のように私は外れましたが。
来週は、『サンダーアーム/龍兄虎弟』の続篇『プロジェクト・イーグル』。ある事情から、私は意地でも参加せねばなりません。来週こそはハシゴするか……。
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