先日訪れたとき、予想以上に面白かったので、今回はかなり早いうちにチケットを押さえてあった『爆笑問題withタイタンシネマライブ#17』の開催日です。前回同様、タイミングの合うもの、出来れば当日封切りのものでハシゴしよう、と考えたのですが――どうもしっくり来ない。取り漏らしている作品は比較的噛み合うスケジュールですが、あの時間帯に動くと作業に割く時間が減るし、直前になって終映間際となっていた注目作の存在にも気づいて、ギリギリまで悩んだ結果、朝一番で別の劇場にて封切り作品を鑑賞したあと、インターネットカフェで休憩を取りつつ作業を進め、それから本題に赴く、という最近しばしば採用しているスケジュールに決めました。
朝一で訪れたのは、TOHOシネマズスカラ座。鑑賞したのは、売りに出された動物園を購入、再開させたという実在する一家をモデルにした、キャメロン・クロウ監督&マット・デイモン主演によるドラマ『幸せへのキセキ(字幕)』(20世紀フォックス配給)。
原題は“We Bought a Zoo”なので、動物の生態や専門知識が大量に盛り込まれているのか、と思いきや、その意味ではかなりあっさり。どちらかというと、動物園経営を通して、家族を失った現実から立ち直っていくさまのほうが主題と言えそう。それでいて、経営の現実はきっちり描いているし、助からないものを無理に助けようとしない態度に説得力があるから、決して綺麗事というだけではない。テンポの良い描写や、程良いウイットも利いていて、心地好い良作です。
鑑賞後、六本木に赴き、いつものうどん屋で昼食を摂ったあとでインターネットカフェへ。作業は持ち込んだノートパソコンで行い、据え付けのPCで『ほん呪』をBGV代わりに流しておく、というのがこれまでのスタイルですが、最近何度も訪れたせいで、配信している『ほん呪』はもうふた廻りぐらいしてしまってさすがに飽きてきた。他の映像を、と思っても、どうもしっくり来るものがなく、仕方なく店で導入している配信サービスではなく、先日試しに登録してみたHuluのほうで鑑賞していたのは我ながらどうかと思う……ただ、店側で導入している配信サービスよりも明らかに映像が綺麗だったのに苦笑いしたり。
そしていよいよ本題の『タイタンシネマライブ』です。今回も充分に面白い。あまりテレビで見かけない芸人もいいのですが、テレビとは違う練り込まれたネタが楽しめるのもライブのいいところ。実はこまめに漫才で舞台に立っているというオリエンタルラジオの完成度や、個人的にテレビで見るときはあまりしっくり来なかったハマカーンが予想以上にツボに入ったりと驚きも多かったのですが、出色は――長井秀和。タイタン所属の彼はレギュラーらしく、前回も毒の効いたネタを披露していたのですが、今回は凄かった。テレビでは絶対に見せられない。そして「間違いない」を1回も使っていない。最後のメンバー紹介のとき、爆笑問題のふたりが「ベテランになって却って過激になるのはお前だけ」と賞賛(?)されたあのネタが見られただけでも今回、足を運んだ甲斐がありました。
次回は約2ヶ月半後の8月24日。リピーターキャンペーンに応募する気はないんですが、純粋に楽しみになってきたので、可能な限りまた訪れようと思います。
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