映画『プレデターズ』宣伝“横綱”就任式。

 今日はちょっと特殊なイベントに参加するため、雨のしとしと降りしきる中、傘を差して新宿へ。イベントは12時30分開場、13時開演なので、当初は1本何かしら映画を見てから、と思ってましたが、色々と出来したトラブルのために作業が進まず、イベントだけ鑑賞することに。たぶんあまり時間はかからないだろう、と予測したのですが――正直、現地入りしてもちょっとヒヤヒヤでした。近くにある讃岐うどんの店で昼食を摂ってから、会場へ。

 7月10日より日米同時公開となる、ロバート・ロドリゲス製作によるSFホラー・アクション映画『プレデターズ』の広告で、シルエットで登場する公式サポーターは誰かを当てる、という企画をやっていたのですが、本日はその“正体”を明かし、宣伝部長ならぬ宣伝“横綱”の就任式を行う、という趣旨。まあ、ちょっと前に正体が朝青龍であったことは告知されていましたが。プレゼントに申し込んであたったはいいものの、若干乗り気がしなかったのは、昨今の相撲協会の騒動に触れられるとあんまり愉しくないから。しかしまあ、話のタネにはなるし、何かもらえるような記述もあったし、何よりどーしても気分を変えたかったので、ギリギリまで迷いつつも足を運んだわけです。

 ちょうど開場時刻ぴったりに到着してみると、中規模ながらけっこうな人の入り。メインゲストがあの方なので、異様なくらいたくさんテレビカメラも入ってましたが、一般客もけっこう招かれている。少々怖じ気づきつつも、でも会場入りした時点で頂戴した封筒に、プレスシートに加え『プレデターズ』のオリジナルであるシュワルツェネッガー主演による『プレデター』のDVDも入っていたので、もうこの際何も文句は言わないことにしました。

 そして13時よりイベント開始。映画パーソナリティの襟川クロの司会で、作中登場する“スーパープレデター”に扮した朝青龍にインタビューするような形式で進行するものでした。

 このくだりが思っていたより愉しかったのは、襟川クロが天然なのかわざとなのか、朝青龍本人には際どいけど現在世間を騒がせている話題とは隔たったところで厄介な質問ばかりしたが故です。「どういう人が最強だと思いますか?」とか「いま開催されているワールドカップでどこが最強――優勝すると思いますか?」とか、微妙な質問ばかりだったのが。途中で朝青龍、「おばちゃん難しい質問するね」と苦笑してましたが、気持ちは解る。対する襟川クロも、プレデターのスーツのために汗だくになっている朝青龍の額を拭いたりして、「こんなの初めてです」と妙なところで緊張してました。

 普通こういうイベントを開催する場合、本篇の上映が伴うものだと思いますが、今回それがなかったのは、「本篇が完成していない」から、だったそうです。日米同時公開のため、ギリギリまでポストプロダクション作業が行われており、朝青龍は無論襟川クロも、配給会社の人々も観ていないような状況らしい。そういう中で、話題作りとしては悪くないイベントだったと思います。

 ……ただ私は、イベント開始直前から腹具合がおかしくなり、始まったあとは若干波が引いたものの、最後までずっとヒヤヒヤし通しでした。けっきょく、退出の順番を待っているあいだに限界が来て、会場のトイレに駆け込む始末。事情があったとはいえ、やっぱりイベント前にはトイレにぐらい入っておくべきでした……。

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