本日は午後から用事があったので、そのついでに午前中に某所で映画を――と考えていたのですが、気になっていた別の作品が今週いっぱいで終映、どうやら行けるタイミングも限られている、と気づいたため、午前中に観るつもりだった作品は後日に回して、もうひとつのほうを鑑賞するため、夕方から西新井へ――色々あって、9月以来の訪問です。
鑑賞したのは、『マイ・ブラザー』などで知られるジム・シェリダン監督によるスリラー作品、6代目ジェームズ・ボンドでもあるダニエル・クレイグ主演で、ある家族を襲う悪夢を描いた『ドリームハウス』(Showgate配給)。
個人的に思い入れのある『イン・アメリカ』の監督によるスリラー、しかもダニエル・クレイグと妻を演じたレイチェル・ワイズが現実に結婚するきっかけを作った、という話題性もあってどーしても観たかったのです。序盤、発想が簡単に察しがついてしまう、と感じたのですが、それがどんどん予想外の方向に転がっていって、先が見えなくなる。D・クレイグ演じる主人公の心情を丹念に描き、ジャンル映画の定石を巧みに織り込みながら、ひと味違う驚きと感動を生み出しています。やりすぎて説明が足りない箇所がかなりあるのが気になりますが、私はけっこう好き。
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