笑い通しで約4時間。

 先週末は何だかんだで封切り作品をまたスルーしてしまいました。さすがにちょっと欲求不満気味なので、映画サービスデーなのをいいことにネットであらかじめチケットを確保のうえ、夕方からお出かけすることに。

 自転車にて赴いたのは、『アラビアのロレンス』に続いてまたしてもTOHOシネマズ六本木ヒルズです。仕方ないんです、どーしても気になっていた作品は、TOHOシネマズ系列ではここでしかかかっていなかったのです。しかも、1本で済ませるとまた消化が遅れそうなのでハシゴです。

 1本目は、テレビ東京系列で放送している深夜バラエティのなかの人気企画を、スタイルはそのままに劇場版として規模を拡大したゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』(東宝映像事業部配給)。『ゴッドタン』は知っていても、あんまり観たことはなく、この企画についても噂しか知りませんでした。しかし、これの公開と内容を知って、どーしても観たかったのです。メインではありませんが、いちおうバナナマンも出演してますし。

 本当に作りはバラエティそのもの、なんですが、仕組みが仕組みなだけに、おおまかな構想に従ってシチュエーションを用意するスタッフと、それを読み説きながらアドリブで話を広げ、同時に笑いを取ろうとする劇団ひとりとの真剣勝負、といった趣で、終始笑えるんですが、緊張感がいい具合に持続してまったく飽きさせない。ちゃんと最後に驚きと、恐ろしいことにちょっとした感動さえあるという。如何せん基本はバラエティで、MCとして参加する面々の声が入ってしまう点が気になるというひともいるでしょうし、あくまでアドリブなので整合性には乏しいのですが、この作り込みと迫力は、充分に映画館で楽しむ価値があると思います。やー楽しかった。

 終了後、急いで上の階に移動して鑑賞した2本目は、コメディ映画としては異例の大ヒットとなったシリーズの第3作にして完結篇ハングオーバー!!! 最後の反省会』(Warner Bros.配給)。『ゴッドタン』を観るのがメインで、あとは取り漏らしているものから時間の都合のいいものを、と考えて探した結果、何の因果か立て続けにコメディとなってしまいました。

 ミステリ風味が弱まり、そもそも主人公たちが酔っ払っているタイミングがないのが残念なのですが、しかし終始楽しい仕上がり。これまで凶悪なバイプレイヤーだったアランとチャウが実質的な主役となって、全篇を笑いと狂気で彩る。しかも因縁の題材や人物が現れることで、ちゃんと締め括りにもなってます。仕掛け、という意味でのミステリ要素はない一方で、けっこうちゃんと伏線が張られている巧さも相変わらずで、正直なところ出来はちょっと落ちるとは言い条、こちらも最後まで楽しいシリーズでありました。

 期せずして2本続けてのコメディとなった格好ですが、お陰様で満喫致しました。……しかしその代わりに作業は進んでません。午前中に集中して行うはずが、母の使っているパソコンが長いことメールの送受信が出来ない、という謎の症状から脱しておらず、最後の手段としてクリーンインストールを行うことにして、私が作業の傍ら片付けるはずが、久しぶりすぎて手順が解らず、けっきょくそちらに注意を奪われて、作業のほうはすっかり疎かになってしまったのです。帰宅後に取り戻すか、と思ってましたが、何だかんだでご覧の更新時刻です……明日頑張ろう。

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