というわけで、明けて11日……も明けてから、改めて10日の出来事。
本日はいつもの徹夜イベントがある。しかもその前にもひとつ、イベントが入ってしまったので、午前中は大人しくおうちに居りました。さすがにこれで朝から出かけると、仮眠の時間が取れず、あとに響くのは目に見えている。
今年どころか今世紀に入っていちばんの猛暑、という予報どおりの暑さゆえ、仮眠でさえ寝苦しくて十分とは言えませんでしたが、まあ何とか休養をとって、夕方からお出かけ。自転車にて向かったのは秋葉原です。
ヨドバシAkibaの7階に入っている有隣堂書店にて、綾辻行人氏最新作『Another エピソードS』刊行記念サイン会が催されました。氏のサイン会は何度も訪れてますが、なにせ私にとってはミステリにおける最初の一撃を加えられた方なので、新刊はずっと追い続けるつもりです。ならばこーいう機会にはお邪魔せねば。
スタートは15時ぐらいからのはずですが、申込開始日に連絡を忘れていて、序盤の整理番号は確保できなかった。そもそも、私の生活習慣は15時くらいまでの仮眠は最低限取っておかないと機能不全を起こすレベルで根付いているので、早い時間に参加するのは、徹夜イベントを控えている日には明らかに不都合。のちに枠が追加され再度申込の受付が始まった段階で、なるべく遅い時間に参加するつもりで申し込むことを決めておりました。
17時頃に最終組がスタート、というふうに告知されていたので、周囲でちょこっと時間を潰すつもりで16時半くらいに現地入りしたのですが、若干ずれこんでいる、とのことで、17時半くらいにようやく最終組がスタート。私は後ろから数えた方がいいぐらいの場所で並んでおりましたが、それでも18時過ぎにはサインを頂戴して離脱。
いったん家に戻り、軽く食事をしてから、こんどは電車にて渋谷へ。調べてみたら実は今年初だったTOHOシネマズ渋谷にて鑑賞したのは、ブラッド・ピットが製作と主演を兼任、『007/慰めの報酬』のマーク・フォースター監督を迎え、ゾンビの脅威によって滅亡寸前となった世界をこれまでにない規模で描いた『ワールド・ウォーZ(3D・字幕)』(東宝東和配給)。
宣伝上はほとんど“ゾンビ映画”であることを謳っていないので一部では不興を買ってますが、でもこれはとても正しい“ゾンビ映画”であると同時に、ちゃんとマニア以外のひとでも堪能できるディザスター映画として仕上げている。慣れないひとが目を覆いたくなるような描写は排除している、でもちゃんと恐怖も緊張もあって、カタルシスは明確。それでいてゾンビ映画が備えているシチュエーションの面白さ、冷静になると笑ってしまうような描写も盛り込んでいる。宣伝をどう評価するにせよ、作品自体は良質です。ていうか、恐らくブラッド・ピットが出演した映画のなかで、もっとも親しみやすく伝わりやすい作品じゃなかろうか。
鑑賞後はまた電車にて新宿へ移動。……『ワールド・ウォーZ』自体は新宿でもかかっている劇場があるんですけど、TOHOシネマズでないと3D作品は割引が効かないので、わざわざ渋谷で観たのです。再来年にTOHOシネマズ新宿が落成したら、この徹夜イベント待ちの時間潰しに重宝しそうだわ。
このあとは11日付にて。
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