鑑賞報告

 DVD初リリースの際に、続篇の『ビフォア・サンセット』とセットで購入したのに、例によって入手したことで安心してしまい、ずーっとほったらかしにしていたものを、明日に控えたシリーズ第3作の予習として取り急ぎ鑑賞しました。職人リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホークジュリー・デルピー出演のコラボレーションによる恋愛ドラマ。ユーロトレイン車中で出会ったふたりが、ウィーンでかけがえのないひとときを過ごす。

 出だしのシチュエーションはまさにロマンですが、しかし展開は決して劇的でなく、会話も描写も実感的。しかし、それ故に昂ぶりは静かで激しく、結末は優しくも切ない。如何せん私ゃ次の『ビフォア・サンセット』を先に観てしまっていて、しかも第3作がどういう内容なのかごく大まかに知っているので、序盤の会話から色々と深読みしてしまいます。

 可能なら今日中に『ビフォア・サンセット』を復習しておきたかったんですが、それにはちょっと時間が足りませんでした。明日、観る余裕あるかしら。

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