新・午前十時の映画祭、第1回ラインナップも残すところあと5本――私にとってはあと6本だったりしますが、何にしてもコンプリートまであと僅かなので、この冬いちばんの冷え込みが危惧されようと、律儀に足を運ぶのです……しかし、こうも冷えると、呼吸するのも辛い。六本木に辿り着く頃にはさすがに息も切れているもので、冷たい空気が入ってくる感覚が実にしんどいのでありました。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞したのは、スタンリー・キューブリック監督伝説の作品、ファースト・コンタクトと人類誕生の神秘を描き出した『2001年宇宙の旅』(MGM配給)。
クオリティは高いけど基本的に観たら眠くなる、と評判の作品ですから、覚悟のうえで昨晩は早めに就寝し、鳴るべくコンディションを整えて臨んだのですが……本当に駄目でした。いや、1時間半くらいは、テンポの遅さに眠気を催しつつも、丁寧な研究を窺わせる描写に興奮してたんですが、終盤で一瞬、意識が飛びました。あれは無理だ。いま観ると奇妙な部分もありますが、宇宙というものの解釈や、謎めいたクライマックスの問いかけなど、確かに重量のある作品。
鑑賞後は、毎度のうどん屋にて昼食を摂り、寄り道はせずに帰宅。仮眠を取ったあと、少々体調を崩したため、感想は書き切れませんでした。
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