４月からスタートする午前十時の映画祭８、いよいよラインナップが発表されました。７で『戦場のピアニスト』が入っていたことにちょっと慄然とした私ですが、そういう意味では今回も戦慄が待っていた。
……『アメリ』が入ってる。
個人的には思い出深い作品です。何せ、映画道楽にハマるようになって初めて、いわゆるミニシアターで鑑賞した作品ですから。それまでは基本ロードショーをかける劇場ばかり利用していたので、いわゆる単館系で訪れたのはこの作品をかけていた今はなき銀座シネ・ラ・セットが初めてでした。同じ2002年に『メメント』も鑑賞していて、ここからいよいよ深みに入っていった感がある年でもあります。……そうかあれからもう15年か。
しかも、私にとってのメイン館であるTOHOシネマズ日本橋ではトップバッターにこの作品がかけられる。今からちょっとワクワクしております。多少は眼が肥えたかも知れないいま観直すと、どんな印象を受けるのやら。
他には、ずっと「どうしてこれが入ってこない？」と不思議で仕方なかったヒューマンドラマの傑作『ライフ・イズ・ビューティフル』に、昨年亡くなったデヴィッド・ボウイ主演『戦場のメリークリスマス』があり、黒澤明作品からは『天国と地獄』に『野良犬』、更に小津安二郎『麦秋』と個人的に「これが入ってたら嬉しい」と思っていた作品が予想以上にいっぱい加わっている。
もともとそのつもりでいましたけど、こんども当然のようにコンプリートを目指します。
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