今年もリアルタイムで更新してました。ノミネート作品のときと同じ独自の並べ方でまとめなおしてお届けします。
- 作品部門
- 『メッセージ』(Sony Pictures Entertainment配給)
- 『Fences』(日本公開未定)
- 『ハクソー・リッジ』(kino films配給)
- 『最後の追跡』(Netflixにて配信)
- 『Hidden Figures』(日本公開未定)
- 『ラ・ラ・ランド』(GAGA×Pony Canyon配給)
- 『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』(GAGA配給)
- 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(Bitters End×PARCO配給)
- ☆『ムーンライト』(PHANTOM FILM配給)
- 監督部門
- ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ』
- メル・ギブソン『ハクソー・リッジ』
- ☆デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
- ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- バリー・ジェンキンス『ムーンライト』
- オリジナル脚本部門
- 『最後の追跡』
- 『ラ・ラ・ランド』
- 『ロブスター』(FINE FILMS配給)
- ☆『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- 『20センチュリー・ウーマン』(LONGRIDE配給)
- 脚色部門
- 『メッセージ』
- 『Fences』
- 『Hidden Figures』
- 『ライオン〜25年目のただいま〜』
- ☆『ムーンライト』
- 主演男優賞
- ☆ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- アンドリュー・ガーフィールド『ハクソー・リッジ』
- ライアン・ゴズリング『ラ・ラ・ランド』
- ヴィゴ・モーテンセン『はじまりへの旅』(松竹配給)
- デンゼル・ワシントン『Fences』
- 主演女優賞
- イザベル・ユペール『Elle』(GAGA配給)
- ルース・ネッガ『ラビング 〜愛という名前のふたり〜』(GAGA配給)
- ナタリー・ポートマン『ジャッキー/ファーストレディー 最後の使命』
- ☆エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』
- メリル・ストリープ『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(GAGA配給)
- 助演男優賞
- ☆マハーシャラ・アリ『ムーンライト』
- ジェフ・ブリッジス『最後の追跡』
- ルーカス・ヘッジス『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- デヴ・パテル『ライオン〜25年目のただいま〜』
- マイケル・シャノン『Nocturnal Animals』(Bitters End×PARCO配給)
- 助演女優賞
- ☆ヴィオラ・デイヴィス『Fences』
- ナオミ・ハリス『ムーンライト』
- ニコール・キッドマン『ライオン〜25年目のただいま〜』
- オクタヴィア・スペンサー『Hidden Figures』
- ミシェル・ウィリアムズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- 外国語映画部門
- 『ヒトラーの忘れもの』(kino films配給)
- 『幸せなひとりぼっち』(Unplugged配給)
- ☆『セールスマン』(STAR SANDS×DOMA配給)
- 『Tanna』
- 『ありがとう、トニ・エルドマン』(Bitters End配給)
- 長篇アニメーション部門
- 『Kubo and the Two Strings』
- 『モアナと伝説の海』(Walt Disney Studios Japan配給)
- 『My Life as a Zucchini』
- 『レッドタートル ある島の物語』(東宝配給)
- ☆『ズートピア』(Walt Disney Studios Japan配給)
- 短篇アニメーション部門
- 『Blind Vaysha』
- 『Borrowed Time』
- 『Pear Cider and Cigarettes』
- 『Pearl』
- ☆『ひな鳥の冒険』(Walt Disney Studios Japan配給)
- 長篇ドキュメンタリー部門
- 『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』(Bitters End配給)
- 『I am not You Negro』
- 『ぼくと魔法の言葉たち』(Transformer配給)
- ☆『O.J. : Made in America』
- 『13th 憲法修正第13条』(Netflixにて配信)
- 短篇ドキュメンタリー部門
- 『最期の祈り』
- 『4.1 Miles』
- 『Joe’s Violin』
- 『Watani : My Homeland』
- ☆『ホワイト・ヘルメット−シリアの民間防衛隊−』
- 短篇作品賞
- 『Ennemis Interieurs』
- 『彼女とTGV』
- 『Silent Nights』
- ☆『合唱』
- 『Timecode』
- 撮影部門
- 『メッセージ』
- ☆『ラ・ラ・ランド』
- 『ライオン〜25年目のただいま〜』
- 『ムーンライト』
- 『沈黙−サイレンス−(2016)』(KADOKAWA配給)
- 美術部門
- 『メッセージ』
- 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(Warner Bros.配給)
- 『ヘイル、シーザー!』(東宝東和配給)
- ☆『ラ・ラ・ランド』
- 『パッセンジャー』(Sony Pictures Entertainment配給)
- 編集部門
- ヘア&メイクアップ部門
- 『幸せなひとりぼっち』
- 『スター・トレック BEYOND』(東和ピクチャーズ配給)
- ☆『スーサイド・スクワッド』(Warner Bros.配給)
- 衣裳部門
- 『マリアンヌ』(東和ピクチャーズ配給)
- ☆『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
- 『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
- 『ジャッキー/ファーストレディー 最後の使命』
- 『ラ・ラ・ランド』
- 音楽部門
- 歌曲部門
- 音響編集部門
- ☆『メッセージ』
- 『バーニング・オーシャン』(KADOKAWA配給)
- 『ハクソー・リッジ』
- 『ラ・ラ・ランド』
- 『ハドソン川の奇跡』(Warner Bros.配給)
- 録音部門
- 『メッセージ』
- ☆『ハクソー・リッジ』
- 『ラ・ラ・ランド』
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(Walt Disney Studios Japan配給)
- 『13時間 ベンガジの秘密の兵士』(Paramount Pictures映像ソフト発売)
- 視覚効果部門
- 『バーニング・オーシャン』
- 『ドクター・ストレンジ』(Walt Disney Studios Japan配給)
- ☆『ジャングル・ブック』(Walt Disney Studios Japan配給)
- 『Kubo and the Two Strings』
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
前評判通りに『ラ・ラ・ランド』旋風が吹き荒れた――と思ったらリアルタイムでとんでもない事件が起きていた。いったん『ラ・ラ・ランド』が作品賞受賞、と発表されたあとでまさかのトラブル発生により『ムーンライト』が本当の受賞作だった、という。何やってんのいったい、と思いましたけど、面白かったので個人的には問題ない。
とは言い条、史上最若年での監督賞受賞をはじめ、6部門で賞に輝いた『ラ・ラ・ランド』が素晴らしかったのは確か。個人的には作品賞も獲って欲しかったんですけど、今年は社会的情勢も色々と絡んできたので、迫害されるマイノリティの物語である『ムーンライト』が獲るのも必定だったのでしょう。
今回、個人的にいちばん嬉しかったのは、ケイシー・アフレックの受賞です。兄はベン・アフレックでどちらかと言えば日陰の印象、そのうえ自らが監督した『容疑者、ホアキン・フェニックス』の作り方が不興を買ったりしてネガティヴな話題も多かったものの、ここに来て兄に先んじて演技部門の賞を獲得した。受賞作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』はオリジナル脚本部門を獲得した際、プレゼンターがプロデュース担当のマット・デイモンとベンだった、というドラマティックな要素もあったので、このあたりの展開がショーとしても面白かった。
候補作はなるべく鑑賞するつもりですが、そんなわけで『ムーンライト』と『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は特に楽しみになってきました。
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