レンタルDVD鑑賞日記その548。

 今年7月リリース。取り壊し前の実家の様子を撮影しているとき思わぬ怪奇現象に見舞われる“さっちゃん”、夜釣りの際に釣り上げてしまった想定外の代物“ダム湖”、遺品の中から発見した楽譜を読んでいると異様な出来事が発生する“離苦悲歌”、マンションの防犯カメラが捉えた奇妙な人影の正体を探る“シャドーピープル 包帯少女”の4篇を収録。

 このところちょっと微妙な仕上がりが多かったシリーズですが、今回はまあまあの仕上がり。引っかかるのはむしろ、内容的にいちばんインパクトに欠く“シャドーピープル 包帯少女”をサブタイトルに冠してしまったこと……まあ、他のエピソードはタイトル自体が冠にするには物足りなかった、というのもあるんでしょうけど。お抱えの霊能者まで担ぎ出したわりには、背景はけっこう凡庸なのよねこの表題作。

 個人的にいちばん強烈と感じたのは“離苦悲歌”。もうちょっと掘り下げたら“呪いのビデオ”の領域に達しかねない話なんですが、半端にエピソードを止めているのは配慮だったんだろうか?

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