月曜日も午後から用事がある、わけですが、昼食の時間も含めてそれまでに済ませられるなら行動は可能。フリーパスの期限が今週で終わるので、ギリギリまで有効活用するべく、今日は朝早めに家を出て、TOHOシネマズ上野まで駆けつけました。
朝一の回にて鑑賞した作品は、『響け!ユーフォニアム』シリーズの劇場版としては3作目、吹奏楽と進路を巡り微妙にすれ違う親友ふたりの心情を繊細に描き出した『リズと青い鳥』(松竹配給)。原作はおろか、テレビシリーズにも1回も触れてないんですが、予告篇に異様に惹かれ、わざわざタイトルを変えてるんだからたぶんシリーズ未見でもいけるんでないかな、と思い鑑賞しました。上野では出来るだけアニメをかけ続けて欲しいので、気になるんだったら観ないとね。
そして観てみたら案の定、とっても好みの作品でした。プロローグ部分の、音楽も活用した繊細すぎる心象表現でいきなり脱帽させられましたが、そのあとも劇中劇たる童話を含め、絵本風の水彩画を用いた表現がいちいち細やかで唸らされます。何よりも感心するのはその主題の扱い。メインであるみぞれと希美の関係性をうまく象徴し、意外性や驚き、繊細な余韻を見事に生み出している。良い映画でした。
鑑賞後、前々から目をつけていた、“魁 肉盛りつけ麺 六代目けいすけ”というラーメン店へ。実は最近、ときどき通っていたのがこれよりも古い四代目の店舗で、あちらがあまりにも好みだったので、映画館からほど近いこっちにもいずれ立ち寄ってみるつもりでした。とりあえず、店名にも掲げられている肉盛りつけ麺に、温泉玉子とメンマのトッピングをつけて注文してみました。
期待通り、こっちもなかなかの美味しさ。壁に食べ方のレクチャーが貼ってあるので、それに従い、まずは麺と、上に載せられた肉を混ぜ、何もつけずに食べ、それからつけ汁につけてみる。肉に味がついているので、ほんとにただ麺と絡めただけでも充分にいけます。ネットで予め調べてみたところ、つけ汁がしょっぱすぎる、という意見が多かったのですが、それを想定して、つけ方を細かに調整すれば気にならない。トッピングの温泉玉子をあとから麺と絡めてみたり、更に机上に用意されたカレーパウダーをかけたりして微妙に変化を加えていけば、最後まで飽きずに愉しめます。
この“けいすけ”の系列店はどうやら一貫して、やや幅広の平打ち麺を使っているのですが、これがちょっとうどん風の味わいがあるのが私の好みに合っているらしい。店舗ごとにメニューが全然違うので、今度他のところにも足を運んでみようっと……実は有楽町にも1軒あるのだなこれ。
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