週末に映画を観に行くなら基本封切り作品、というのが自分のルールなんですが、本日はイレギュラーです。珍しく母も同行して、午前十時の映画祭9を観に行ってきました。
ひとりでの移動ではないので、移動は電車。途中、炎天下で歩く距離を減らすために、映画館のあるコレド室町まで直結している駅がある地下鉄の路線を使いました……普段、自転車で移動していることを考えると、交通費だけでだいぶ高めなんですが、まあ仕方ない。
今コマの作品は、ケヴィン・コスナー&ホイットニー・ヒューストン主演、狙われた大スターと彼女を守る男を軸とするロマンティック・サスペンス『ボディガード』(Warner Bros.初公開時配給)。
実はこれ、劇場公開された当時に、映画館で鑑賞してます――まだ映画道楽にハマる前でしたが、例外的にケヴィン・コスナーの映画だけはかなり、家族で観に行っているのです。なので、せっかくだし、と母を誘ったので、母も出かけやすい土曜日にした次第。
改めて、我ながらお気に入りだったんだ、と自覚するくらい、だいたいの流れは覚えてました――久々ですから、細部は忘れてましたし、一部前後を勘違いはしてましたけど、どうしてこういうことになってるのか、はだいたい覚えていた。
昔から想ってはいましたが、ロマンスとしてはちょっと安易。この流れであっさり気を許すか? という疑問と、犯人像の掘り下げがいまいち乏しい。しかし、ロマンスに必要な描写と、危機が訪れた場面での緊迫した演出、そして作品を強烈に印象づけるホイットニー・ヒューストンの楽曲の数々など、魅力は溢れている。実はこの作品、もともとはスティーヴ・マックィーンを想定して脚本が書かれ、本人が主演する予定があったものの頓挫、そのことを念頭に置いてコスナーが演じているため、彼の佇まいはしばしばマックイーンに見える。そういう郷愁も籠められて、より作品の味わいが増しているように思います。ちなみに私の母はもともとスティーヴ・マックィーンのファンなので、それ故にこの作品はお気に入りだったりする。だから誘ったのです。
夏休みの土曜日ですので、映画が終わって出てくると、映画館のなかは子供連れがいっぱい。当然、付近の飲食店も混雑しているはずなので、テイクアウトを購入して自宅にて昼食を摂るのでした……最初から計画済なので、ほとんどを駅の構内で済まましたから、実際、日光はあんまり浴びてません。駅の構内も充分に暑かったが。
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