『ロスト・ルーム』第1話・第2話先行試写会atアキバシアター

 土曜日、観に行けなかった分を取り戻す余裕もなく、けっきょく次の映画鑑賞も試写会となってしまいました……当たっているのは嬉しいが、なんか悔しい。

 例によっていつもの某氏をお誘いし、近所で落ち合って移動した先は――秋葉原。仕方ないではないか、本当にここで行われるのだから。当然のように1時間ほど早めに現地入りして買い物を済ませてから、会場へ。

 アンダーパスのすぐ横にあるビルの2Fに入っている、アキバシアターというところが今回の会場です。上映前、主催者の方の話によると、35mmが使用できないため通常の劇場用映画はあまりかけられないとのことですが、しかしそのことを除けば設備はとてもいい。実際、シートもかなりいいものを使っていましたし、THXのライセンスを取得しているという音響は確かによかった。またここでイベントがあるなら観てみたい――と思いつつも、劇場用映画がかけられないのではあんましご縁がなさそうな気が。

 ともあれ、そんな特殊な劇場で鑑賞したのはやっぱりいつもと毛色の違う代物です。10月13日にWOWOWで全6話が一挙放送予定となっている、奇妙な部屋とそれを巡るSFタッチのスリラーロスト・ルーム。うち、第1話「鍵」と第2話「時計」を鑑賞させていただきました。

 向こうではなかなかの評判を得ていたようですが、なるほど確かに面白い。謎の部屋を巡るルールはかなり入り組んでいるのですが、その謎解きをきちんと物語の牽引力として利用する一方、判明した事実をも利用している。謎の部屋を巡って暗躍していく人々の絡み方も絶妙で、登場する“オブジェクト”がどう利用されるのか想像はついても、しかし展開の予測まではつけがたい。

 とは言え、あまりに魅力的な素材を無数にちりばめすぎているので、果たして6話で決着するのか、納得するオチがついているのかが不安ですが、少なくとも観ていて楽しめ、惹きつけられる内容になっているのは確か。実際、続きが気になっているので、来月13日に頑張って両親の部屋のテレビを占有するか*1、映像ソフト版がリリースされたらちゃんと鑑賞しようかと思います。

*1:我が家でWOWOWを観られるのは今のところ両親の部屋だけなのです。

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