『乙女はお姉さまに恋してる』第11話　戸惑いの練習曲(エチュード)

　降誕祭のダンス・パーティを間近にして、まりやと貴子の様子がすっかりおかしい。貴子は瑞穂に逢うとやたら動揺し、まりやは必死に瑞穂を避けている。風邪を引いてまで瑞穂を拒もうとする彼女に、瑞穂は敢えて強く出ることにする……

　……朴念仁も度を超すと罪だと言ってるだろーに。瑞穂くんさすがに行き過ぎ。俗に振られた直後の女性は弱いと言いますが、体力的に弱っていてもあのアプローチはきついと思う。こと前提があっては尚更に。

　彼女の性格からして、本心を自覚したら一変して強気に出るかと思っていたら、こういう態度を選びましたか。それはそれでまた切ない。その決断の意味をもうちょっと掘り下げても良かったように思いますが、尺の問題もありますし、このくらいが限度でしょう。

　そして締めもお約束の展開でもって最終話へ。さてどう纏めるやら。さいきんあまり活躍の場のない紫苑さんがどう出るのかがいちばん楽しみです。