『BLOOD+』episode-43　こころ乱れて

　ソロモンがディーヴァを裏切り、小夜を自らの“花嫁”にせんと奪っていった。人並みの幸せを得ることを遠ざけた小夜の耳に、ソロモンの願いは新鮮に響く。だが、そんなふたりを追ってハジは跳躍する……

　……どーもなあ、あれだけ紆余曲折を経てもまだ最初の10話くらいと同じところで小夜の意識が堂々巡りをしているだけに感じられて苛々します。はじめから過去に心を置いているハジはともかく、これではカイだって前に進めない。結果的に話を膨らませることが出来なくなって、脚本家も演出家も悶絶しているように見えます。相変わらず作画・演出の質はいいのになあ。

　来週はシフの話、と少しずつ清算に入っているのは解るのですが、でも未だにラストシーンの絵は見えてこない。やっぱり構成が悪すぎる。