『BLOOD+』episode-36 すれちがう想い

 小夜とハジは、ディーヴァがオペラの公演を催す劇場に潜入し、その真意を窺う。その頃、“赤い盾”の一員としての活動を再開したデヴィッドは、シュヴァリエたちが興した研究所の内情を探るために、研究員の素性を借りて潜りこみ、そこでかつての同志・ジュリアと再会する……

 最終決戦を前にした様子見がてら、分裂してしまった“赤い盾”と小夜たち家族、というふたつの共同体を対比させた回と見えますが……これはちょっと駄目。小夜にしてもデヴィッドにしても、何を探りたくて潜入したのかが解らないし、対するディーヴァたちもどんな意図があってあんな派手な歓迎の仕方をしているのか謎です。そうするのが目的じゃないならしばらく泳がせておけよ。デヴィッドなんか飼い殺しにしたってもう痛くも痒くもないだろう。結局君たちは何がしたいんだー!

 作画や演出は相変わらずハイレベルで安定しているのですが、ここに来てイベントの検証が今まで以上に杜撰になっている気がします。大丈夫かー?

 それから、ロンドン編に入ってからずっと気になってるんですが、あの真央と岡村の凸凹コンビはロンドンでいったい何をしてるの? 岡村は幾ら追っても記者としての仕事にはならないのだし、真央に至ってはどんなモチベーションで未だカイの近くに居続けようとしているのかが皆目不明。便利使いされているようで、いること自体が気の毒に見えて仕方ないんですけど……

コメント

タイトルとURLをコピーしました