先週は試写会を優先したために見送ったので、私にとっては２週間ぶりの大成龍祭です。これを大スクリーンで観るときを楽しみにしていたので、外すわけにはいかない。陽が沈んだあとぐらいから晴れ間も覗きはじめましたが、万一を考えて、今日も電車で移動。
場所はいつものTOHOシネマズ六本木ヒルズ、ただしスクリーンはこれまでよく利用していたアートスクリーンではなく、上階にある第６スクリーン。最初はスクール・オブ・ジャッキーの方が「目標は六本木でも規模の大きい第７スクリーン」などと仰言ってましたが、さすがにそれは難しかったらしい。とはいえ、いつもよりも規模が大きいのは確か。そして上映前には、スクール・オブ・ジャッキーの方と、成龍祭を企画したTOHOシネマズの方が登壇、『1911』の来週から使われる予定の予告篇初公開に、非売品ポスターのプレゼント、なんてイベントまで用意されていました。
そんな、いつもよりも明らかに気合の入った状態で上映された本日の作品は、ジャッキー・チェンの代表作のひとつ『プロジェクトＡ』(東宝東和配給)。昨年、ふと気が向いてDVDにて鑑賞しましたが、だからこそ大スクリーンで観たかった１本。そして、初期作品から順を追って鑑賞したからこそ、本篇が如何に優れた作品だったか、改めて実感しました。ロー・ウェイ監督のもとで経験した不遇の時代を乗り越え、移籍後も繰り返した試行錯誤を反映し、まさに辿り着くべくして辿り着いた頂点。昨年観たときは、香港映画らしい話の粗さが目についたんですが、いま改めて観ると正直そんなのは本当にどーでもいい。活き活きとしたジャッキーの動きを観ているだけで口許が緩んでしまいます――痛そうだけど。
今日の作品は既に感想をアップしてあるので、本当にただただ観るだけでいい、という気楽さもあって、いつも以上に満喫した気がします。この作品に限っては、もう１回劇場で観たいくらいだ。
来週の大成龍祭2011は『スパルタンＸ』です――これのゲーム版は死ぬほど遊んだ記憶がありますが、実は原作である映画のほうを観た覚えがないので、こちらも愉しみ。
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