今週の午前十時の映画祭詣では、六本木で開催の《青の50本》から回収。梅雨時ゆえ不安定な陽気ながら、今日はちょうど出かけている時間帯に晴れ間が覗く予報だったので、心置きなく自転車にて移動しました。
本日の作品は、クリント・イーストウッドの代名詞とも言える傑作シリーズの記念すべき1本目『ダーティハリー』(Warner Bros.配給)。クリント・イーストウッド出演作&監督作を順繰りに追うなかでちゃんと鑑賞しておりますが、これこそまさに「いちどスクリーンで観てみたかった」作品なので、楽しみにしておりました――感想をアップしてあるので、観ても宿題にならないし!
しかし改めて観ると、本当にこれは傑作。一匹狼タイプの刑事ドラマとして必要なものはことごとく詰まっているし、追い込まれる状況は現代にも通じる。そして、いわゆる異常犯罪者を描きながら、決してその動機や背景に踏み込まず、ひたすら悪人として描ききるあたりはいっそ潔くさえ感じます。私がイーストウッド作品に惚れ込んでいることを差し引いても、比較的短い間に2度観て退屈しないのはやっぱり傑作の証だと思う。
鑑賞後はいつも通りうどん屋にて昼食を摂ってから帰宅。晴れ間が覗く、とは言ってましたが、本当に雲が切れるとは思わなかった……暑いぐらいでした。
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