結局、きのうちらっと触れた通り、今日はいつもと違うことをしてみました。
まず朝は毎度の如く映画鑑賞。六本木にて3週連続、そして8回目の『午前十時の映画祭』参加です。本日の作品は、サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックの代表作、コーネル・ウールリッチの短篇をもとに、窓から見える出来事から生まれた謎とサスペンスを描いた『裏窓』(Paramount Pictures International・配給)。詳しい感想はあとでアップしますが、とりあえずミステリ者としては、これを今までちゃんと観ていなかったのが悔やまれます。完璧なサスペンス。
鑑賞後は普段通りうどん屋にて昼食を摂りましたが、ここからがいつもと違う。
実は現在六本木では、他のTOHOシネマズ系列ではかかっていない作品を上映していて、出来れば一気に観たい、と思っていたものの、こちらの初回は16時とやや遅め。『午前十時の映画祭』のあとに、と考えると、3時間以上の暇が出来てしまう。バイクならいちど家に帰る、という計画もあり得ますが、自転車で1日2往復はきつい。
そこで、インターネットカフェを利用することにしました。基本小さな個室の形態ですし、ネットカフェ難民、なんて言われるように、ここを寝床代わりに利用する人もいるくらいですから、その気になれば仮眠を取って、ついでに書き物も少しぐらい進められるかも知れない! と思ったのです。幸いに、うどん屋から非常に近いところに手頃な店がひとつあったので、そちらを利用してみました。
……結果から申し上げれば、あまり眠れませんでした。
ただこれは、私がまだ環境に慣れていない上に、あてがわれた場所が空調に近く、非常に騒々しかったことが原因でしょう。横になって足を伸ばせるぐらいの広さはありますし、居心地は悪くない。持ち込みのPCを利用するにしても、ちゃんとコンセントも用意されていて、公衆無線LANも対応している。滞在中は飲み放題なので、滞在時間とパックの内容を考慮すれば、喫茶店やファストフード店よりも遥かにお得です。そりゃ家代わりに利用する人も増えるわけだ。
今回はそもそもスケジュールが特殊だったのが理由でしたが、今後も妙に時間が余るような機会があったら利用してもいいかも、と思い始めてます。実際、いつもなら1日に2本観た場合、感想はすべて翌日以降に先送りにしてしまうのですが、滞在中に『裏窓』の分だけは準備できました。
そして16時、映画館に舞い戻って鑑賞したのは、ジョージ・A・ロメロ監督作品をリメイクした感染パニック・ホラー『クレイジーズ』(Showgate・配給)。
屍体が蘇る、ではないのですが、中身は完全に慣れ親しんだ感染ホラーの王道。ただ、現象の描き方やその反応が特異で、シチュエーションのツボは押さえてます。ヴィジュアルの完成度も高く、手堅い仕上がり。尖ったものを欲しがるマニアには物足りないでしょうが、恐怖と絶望をシンプルに、奥深く味わいたい、という人にはお薦め。
帰途、ちょっとだけ遠まわりして、借りていたDVDというかブルーレイを返却、新たに2枚借りてようやく我が家へ。移動距離が長かったせいか、あれだけ寒い寒い言われていた日なのに、上着を脱いだら汗みどろでした。……なんか釈然としないぞ。
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