きのうは『プリキュア5GoGo!』最終回の再放送を観たい、という理由ですっ飛ばしましたが、今日は朝から映画鑑賞のため西新井へ。……もはや、往路で疲れることはありません。暑いから汗ばむけど。
今回選んだのは、往年の名作をウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスとカンフー映画のアイコンたるジャッキー・チェンの共演でカンフー映画としてリメイクした『ベスト・キッド』(Sony Pictures Entertainment・配給)。この作品、字幕版のほうがかかっている劇場が少ないため、選択の余地なく吹替版にて鑑賞です。まあ予想通り、吹替の子供役の定番・矢島晶子とジャッキーといえばこの人・石丸博也を起用していたので何も文句はない。
内容的にもかなりいい。まああちこち御都合主義ではありますが、基本となる“武術の精神を伝える”という部分と、そこに繋がっていく師弟の関係の描き方がとても丁寧で堅実。サラブレッドの資質を遺憾なく発揮したジェイデン・スミスと、自らは過激なアクションに走ることなく、完璧な師匠ぶりを示したジャッキー・チェンという組み合わせの見事な化学反応で、スポーツドラマのお手本のような仕上がりになってます。よく出来ている、と断言できる証拠には、劇場を出ると早速身振りだけ真似している親子を目撃したから。自分でも出来そう、やってみたい、という気分にさせるのは、こういう映画としてはいちばん理想的な反応でしょう。
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