約2ヶ月の外出自粛で、映画館での映画鑑賞に飢えてます。さすがに1日に何本も、連日鑑賞するような資力はないので、せめて時間的余裕のある火・木・土はなるべく足を運びたい。
本日、赴いたのはTOHOシネマズ日本橋。午前十時の映画祭で頻繁に利用してましたが、あちらが今年の3月で完結したため――1年後の復活が決まったとはいえ――しばらく縁が遠くなるのか、と思いきや、最近は近接する小屋でかける作品を調整しているようで、意外とここがいちばん都合がいい、という作品が出てくる。この非常事態宣言解除後の作品不足の中で、選んだ作品も各館微妙に異なっている。そんななかでも今回、これは、というのを日本橋でかけてくれてたので、早めの再訪に至った次第。
鑑賞したのは、日本を代表する伝説的シリーズの第1作、郷里・柴又にふらりと舞い戻った風来坊の寅さんが巻き起こす騒動を描いた『男はつらいよ <4Kデジタル修復版>』(松竹配給)。昨年末、旧作をまともに観ないまんま、本人不在の最新作を鑑賞する、という真似を敢えてやらかしましたが、やっぱり少しは旧作も観ておきたい。外出自粛解除の直後で映画の本数が限られている、という状況ゆえなのでしょう、全国で一部作品の特別上映が実施されていたので、この機に観ることにしました。そしてどうせ観るならもちろん1本目。
……やっぱり、その後に人気作になるだけのことはある。続きなど必要がないくらいに作品が綺麗にまとまっている。ざっくりとした知識しかない私の目にも、この時点ではまだ定番となる設定やキャラクターが固まっていないことが窺えますが、その分だけ語りに無駄がない。
何よりも、第1作の時点で、寅さんは完璧に仕上がっていて、その魅力が著しい。言ってることがほんの数分で食い違い気分屋もいいところで、とことんトラブルメーカーなんですが、妙に憎めない。みんな振り回されているうちに不思議と惹かれ、いるのが当然になってしまう。言動は無茶苦茶なのに、結果として色々なことがまとまってしまい、それ故に見せる喜怒哀楽の激しさも愛らしい。この1作でも充分に完成されている、と考える一方で、続篇を望まれるのも自然な作品だった、と思います。
ただ前述の通り、シリーズとしての様式美はまだ完成されていない。順番通りでなくても、他の作品も観ておきたい気分になってます。先週末あたりからしばらく、より抜きの作品が週2、3本のペースでかけられるみたいなので、また観てくるかも……新作映画も続々と封切られるので、なかなか忙しいんですけど。
それにしても今日は少々、無茶をしました。映画の開映は10時45分、朝早めに起きることが出来たので、余裕があるな、と思い、いつものように『Fit Boxing』をやったのですが、これが間違いだった。
だいぶ慣れてきたので、そろそろ本気で身体を作っていこうか、と思い立ち、日曜日からデイリーの設定を“健康維持”から“体力強化”に変更していました。時間の設定は35分のままなのですが、これが確かにキツい。しかも1日ごとにメニューか激しくなっている。
息も絶え絶えになりつつ、どうにかメニューをこなしましたが、その状態で自転車を漕ぐべきではありませんでした――よりによって真夏日に。
劇場でポップコーンセットを平らげ、帰りは劇場からあまり離れていないラーメン店でしっかり塩分も栄養も補給しましたが、それでも家に帰り着いたときにはヘロヘロになっていた。
夏に入ったばかりだというのに、早くも感覚は夏バテ気味です。もうちょっとペース配分を考えねばなりません……。
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[…] 原作&監督:山田洋次 / 脚本:山田洋次、森崎東 / […]