爆笑問題withタイタンシネマライブ#67。

 2ヶ月にいちどのお楽しみ、タイタンシネマライブの開催日です。今年、もうひとつのお楽しみが完全に開催不能になってしまったので、こちらは意地でも外せません。
 劇場はTOHOシネマズ日比谷。例年なら、この時期は大久保公園にて開催される大つけ麺博も訪れるため、10月だけはTOHOシネマズ新宿に行くのが常でしたが、こちらもコロナ禍での実施は難しかったようで、今年はない。それゆえにいつもの日比谷にした次第……前回から池袋でも上映が始まったので、そっちを利用することも考えたんですが、到着後の移動距離を考えて日比谷に留めました……何せ、池袋は駅の中の移動が長すぎるのです。これに比べれば、TOHOシネマズ日比谷最寄りの有楽町駅はシンプルでいい。
 本篇前のムーヴィーは、松尾アトム前派出所によるニュース風の宣伝。本日公開のタイタン全面バックアップの映画『実りゆく』の件をはじめ、確かに色々ニュースはあった。しかしビックリしたのは、松尾がいまマネージャーもやってる、と言い出したこと。マジなのか冗談なのか解りませんが。判断つかないことがいちばん問題だ。
 トップバッターは前回、2代目が無事お披露目となったゆりありく。もう早くも安定感が出てきてます。
 キュウ、シティホテル3号室、XXCLUB、脳みそ夫(私の記憶する限り最大のスベり方してた……)とタイタンメンバーが続いたあと最初のゲストは、アイデンティティ。もはやお馴染みのニセ野沢雅子を軸とした漫才です。今回は都市伝説・メリーさんの電話を題材にしてますが、もはや野沢漫才が堂に入ってます。
 日本エレキテル連合、ウエストランドと続いて、ふた組めのゲストは4年ぶり登場のエレキコミック。テレビにはほぼ出ないコンビなので、きちんとネタを観るのはそれこそ前回の出演以来という気がします。お笑い講座のひと幕、という趣向ですが、途中から明らかに即興と思しいやり取りが楽しくなったようでだいぶ暴走してた気が。面白かったけれど、笑いが取れなくなるまでやることはないだホントに。
 大トリの爆笑問題を抜きにすればタイタンとして最後に登場したのはまんじゅう大帝国。『実りゆく』主演&共演のコンビなので、いつもより優遇されてる感じ。エレキコミックが荒らした場を意図的にクールダウンして、ちゃんと自分たちの世界に持って行くあたり、しっかりと仕事をしてます。
 3組目のゲストは、さらば青春の光。最近ようやくテレビでの露出も増えてきましたが、やっぱりこの人たちはコントが面白い。しかも今日のネタはたぶん、地上波ではかけられないと思うので、余計に貴重なひと幕だったかも。
 続いては4組目のゲスト……というべきなのかよく解らないBOOMER。いつもはプリンプリンとのユニットで出演してるので久しぶりとも言えます、が、ぶっちゃけ私ですら見覚えのある、紙芝居のネタをまたやってました。安定はしていた。
 そしていよいよ大トリの爆笑問題です。田中裕二が無事にコロナ感染から回復して登壇。必然的に話題もその周辺に……と言っても、いま時事ネタをやろうとしてスルーは出来ませんが。でもやっぱり、太田光というひとは田中裕二のツッコミがあって初めて制御出来てんだな、と思いました。
 本来なら出演者が一堂に会するエンディング・トークですが、今回も特別ゲストを招いてのトークコーナーに。今回は、ひとり語りによる『太田光物語』の公演を控えている山田雅人。太田さんをして「絡みづらい」と言わしめるひとですが、出てくるエピソード自体は面白かった……途中で思ったんですが、きょうギャンブルのネタ多くないか?
 まだまだ色々と制約は多いものの、ちょっとずつ本来の形に戻りつつある気がします。ただ、全席販売を再開した代わりに、フードの持ち込みが禁じられたのが辛かった……何せ午後の用事を済ませたあと、ほんとにひと息だけついて家を出てきたので、途中、空腹でクラクラしてました。12月にはフードも解禁されますように。

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