前回のルポライター・柴田が再登場したりしつつ、今回はパティシエの姉妹が頼った男が、姉妹の作ったケーキを剽窃して陥れる。
前回からとりあえず異界に依頼人を招待して事情を訊くことにしたのね。応対するのが閻魔あいだけだと、他の三人がいつまで経っても認知されないと気づいたための変更でしょうか。
復讐する側の動機付けはだいぶましになってます。が、そのせいで地獄少女側のモチーフの不統一性と陳腐さがよりいっそう浮き彫りになっている気がする。藁人形の糸をほどいたら突風が起こる、なんて描写いままでにあったか? トドメのさし方も痛快というより滑稽です。こういう奴は生きて終生恥をかかせてやれば(以下略)
そして柴田と娘は今回、ちらちらと登場しただけで話には絡めず。客観的にあいの復讐の結果を検証することもしておらず、これではただ第八話以降ということを示すだけの意味しかありません。ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、シナリオは改善傾向にあるのですが、でもまだまだだなー。柴田の登場で若干期待したのですが、結局低調のまま終わりそうだ。
ところで本編、舞台を銀座界隈に設定していたのか、和光前の交差点をちょこっと描いてましたが、交差点いっぱいに人が歩いている。あそこは歩行者天国のときも晴海通りは車の通行が可能なので、そういう状況は基本的にあり得ません。……細かいことだが。
コメント
あのタイミングで同じものが出てきた場合、森崎さん有利になるとは限らないだろうと思ったり。それにしても、DVDのCMだけ観るととても面白そうなアニメに見えるのが不思議です。
それもありますね。穿った見方をする人だと、森崎氏が紹介したという事実を知った時点で、逆に盗作したのでは、という疑いを抱く可能性はある。……まあ、他の話に比べればまだましなミス、というところで。
DVDの予告編、本編を知らずにあれだけ観たら買っていたかも知れません。
当方は全巻購入特典の「シリアルナンバー入り地獄少女画集」なるものだけ異様にほしいので、つい勢いで買ってしまいそうです。