亀井静は名門女子高に通うお嬢様だったが、父親が破産し行方をくらましたために赤貧状態に。失踪前に父親が依頼した弁護士・野中弘務によって負債は解消されたものの、自分たちに残された金額よりも野中の報酬が多いことに釈然としない想いを抱く。紆余曲折の末、静は亀井の女子高生マニアという側面につけこんで、アルバイトとして彼の事務所で働き始める。しかし報酬額の低い仕事には見向きもしない彼としばしば対立し、彼女は暴走を始めた……
こないだ『花ざかりの君たちへ』が終わったばかりなのに、早速堀北真希主演のスペシャル・ドラマが放映されました。収録されたのは『花君』以前だったそうで、彼女の髪がショートではなくセミロングなのがちょっと懐かしい感じ。
それにしても、堀北真希は意外とコメディエンヌの才能があります。可愛い雰囲気はそのままに、ちゃんとコメディの文法で活躍している。対する谷原章介や小池栄子も本領を発揮していて、実に愉しい。法律をテーマにしているわりには、静の給料の問題とか冷静に考えてヤバい部分が随所に残っているのが引っ掛かるのですが、ベースがコメディなので良しとしよう。これは法律を道具にしたコメディであり、オチが爽快ならいいのです。でも、ならばもうちょっと法律的なひねりが欲しかったが。
堀北真希の可愛さは存分に堪能しましたが、それ以上に谷原章介演じる野中弁護士の女子高生趣味の主張にいちいち共感してしまったのが自分としてどうにも。ただ、あんなちゃちなフィギュアに20万も払う目のなさはどうだろうか。もうちょっと頑張れよ美術。
ともあれ、堀北真希主演のTVドラマではいちばん出来の良かったシリーズが終わった直後にこれだけ収穫と呼べる作品を繰りだしてきてくれたのは単純に嬉しい。もう一回ぐらい、今度はもう一捻りのアイディアを用意してやってくれないかしら。
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堀北は整形前の写真見て萎え萎え