本日は2カ月にいちどのお楽しみ、タイタンシネマライブの開催日です。気づけばシネマイレージの鑑賞ポイントがごっそり貯まっていたので、それを利用してイベント前の時間帯にちょうどいい映画のチケットも早めに確保、まだ日も傾かないうちに電車にてお出かけ……バイクだと、駐める場所を探す時間がかかる恐れがあるのでね。
いつも通り、TOHOシネマズ新宿に足を運び、まず鑑賞した作品は、『レッドクリフ』のジョン・ウー監督が西村寿行原作、高倉健主演でヒットした『君よ憤怒の河を渉れ』をリメイク、あらぬ疑いをかけられた国際弁護士と、一匹狼の刑事が陰謀に挑む『マンハント』(GAGA配給)。
日本を舞台にしつつも見事なくらいにジョン・ウー映画でした。極端なくらいジョン・ウーのアクが出てます。だから、その辺に馴染んでいると終始楽しいですけれど、ストーリー的にはだいぶ壊れてる。日本人が撮る映画ではあり得ないくらい躊躇なく銃撃ちまくり殺しまくりで、絵的には親しみがある場所のはずなのに、奇妙な異界感がある。『ブラック・レイン』にも通じるところがあるかも。欠点も無数にありますが、色んな意味で振り切れていて満足度は高い作品でした、個人的には。
少し間を置いて、本日のメインイベント、爆笑問題withタイタンシネマライブ#51です。
オープニングから違和感があったのですが、やはりインフルエンザの影響が大きかったらしく、事前に発表されていた片岡鶴太郎に加え、タイタン所属のウエストランドが欠席、複数の代打が入っていたようです。お陰で、本篇前の特典映像で「お前ら本篇に出られていいなー!」と羨ましがる先輩、という立ち位置で喋っていたネコニスズがしれっと登壇する、という妙なひと幕も。しかも最後のステージトークまで説明がないし。
タイタンメンバーでは、前々から個人的にお気に入りのミヤシタガクが今回もいい感じでした。鶴仙人、もとい片岡鶴太郎の代打として登壇したアイデンティティーは、直前の日本エレキテル連合が絶妙なパスを出してくれたお陰で、名前が出ただけで笑いを誘ってましたが、そのうえ野沢雅子もとき&鳥山明もどき、という粗い出オチからうまく転がして、最後までしっかり務めを果たしてました。ゲテモノ扱いされがちですけど、普通に漫才としてしっかりしてるのよねこのコンビ。
嬉しかったのは、やっぱりアキラ100%です。もうシンプルな裸ネタですし、ぜんぶ見覚えのあるネタばかりでしたけど、それでもショウとして成立している。正月の大失態も、それ故の緊張感込みでネタとして昇華してるんですから、今となっては却ってよかったのかも。最後のステージトークで、爆笑問題太田にお盆をグチャグチャにされる、という壮絶なイジられ方をしてましたが、それもまた一興。
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