夕食代わりに大つけ麺博2013、5回目。

IKEMEN HOLLYWOODのジョニーディップ、トッピングに温泉卵。 今日は両親が知人から食事に誘われたとかで、私はひとりで食事。どーせひとりなら、ちょうど食べたいものが複数出揃っていて、いつ行くか悩んでいた大つけ麺博で食べてしまえ、と早々と陽が沈んでしまったあとに、自転車にて新宿へお出かけ。台風が通り過ぎて、途端に気温が下がりましたが、直後と比べて風がだいぶ落ち着いていたので、自転車乗りにはありがたい。油断すると風邪を引くぐらいですけど。

 基本的に荒天の直前とか、開場直後の早い時間を狙って訪れているせいか、いまひとつ繁盛している印象が私にはなかったこのイベントですが、やっぱり本当の食事時には混んでました。いわゆる一般の人気店で並ぶのに比べればよほど早いものの、それでもちょっと待つことに。こういうときこそファストチケットを使うべきかなー、とも思いましたが、先日セブンイレブンで購入可能なちょっと安めのチケットを2枚確保していて、まだ1枚あまっていたので、それを使いたかったのです。

 大つけ麺博2013第三陣の2杯目として選んだのは、アメリカからの参加という変わり種、IKEMEN HOLLYWOODのジョニーディップ。以前にどこかのテレビ番組で、オリジナルのつけ麺を提供して人気を博している店がある、というかたちで採り上げられていて、そのときに紹介されたのがこれだった。流行りの店を渡り歩いたり、連日通い詰めるほどではないにせよ、麺好きとしては興味の湧く1品でした。でもさすがにアメリカとなると、国内でも遠出する機会のない私には縁がないなー……と思っていたらこのたびの上陸です。こんどいつ食べられるか解らないなら食べておくしかない。

 このつけ麺、スープにチーズとチェリートマトが入り、バジルペーストが味のベースになっている、というおよそ日本の常識では考えづらい具材で作られている。イタリアンスタイル、という表現にも若干ゲテモノっぽさを感じてしまうところですが、いざ食べてみると、いい意味で違和感がない。チャーシューも日本で馴染みのない調理の仕方をしているようですが(さすがに食べただけでそこまで解るほど通じゃないのだ)、麺はわりあいオーソドックスな柔らかめの太麺。そして、スープに絡めてすすってみると、ほんとーに驚くほどしっくりくる。確かにチーズやトマトが醸しだす酸味に特徴があるのですが、バランスが絶妙。たとえば、これと一緒に別の店のつけ麺を購入して、ほとんど間を空けずに食べたとしても、ゲテモノっぽさは感じないはず。イタリア寄りの食材で、それ自体の良さを殺さずに日本のラーメンの味わいを作りだしてみた、という印象。誰もが好きになるタイプか、と問われると、やっぱりクセがあるように思いますが、日本のラーメン文化への敬意と挑戦心が感じられる、いい1品です。

 ……と、通でもないのに思わず語ってしまうくらいに、驚きの美味しさでした。果たして今後、日本で食べる機会があるか、は解らないところなので、気になる方は今週水曜までに新宿を訪れてみるとよろし。

 とりあえず、今年の大つけ麺博で、これだけは押さえておきたい、というのはこのジョニーディップが最後。ですから、あとは無理をしていくつもりはない……とは言い条、でも基本は麺好きなので、品揃えを見ていると興味を惹かれてしまう。最終週となる第四陣でも、ちょっと気になるものがあるのは無論のこと、今週出ているなかにもまだ気になる店がある。特に今日、どこの店のものなのか、海苔をまるで衝立よろしく突き立てているのを見かけて、毎日海苔を消化している私としては心躍るものがありました。たぶんトッピングだと思うんですが、どこの店だいったい。

 なお本日、写真が何故か横長になっているのは、一昨日新調したスマートフォンで、設定をいじらずに撮影したものを、縦横の比率を変えずに縮小したためです。確かに画面は横長ですが、まさかデフォルトでは写真も横長になっているとは思わなんだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました