２度目の“Here's Looking at you, kid”。

　今週は妙に予定が立て込んでおります。順番から考えても時間割を念頭に置いても、今日観に行くべきだ、と思い、朝からTOHOシネマズ六本木ヒルズへ。台風一過の晴天、明らかにおとといあたりより爽やかな陽気になって、自転車での移動がとても楽になりました。陽射しはきついんですけど。

　本日の作品は、新・午前十時の映画祭12本目、ハンフリー・ボガート＆イングリッド・バーグマンのあまりにも有名な『カサブランカ』(Warner Bros.×セントラル配給)。２年ぶり２度目の鑑賞です。

　初見のときは、なるほど名作、と理解しつつもいまひとつピンと来なかったのですが、終盤の流れを承知して最初から鑑賞すると、ちゃんと表情や描写が噛み合っていて絶妙。脚本が完成していない状態での撮影だった、と言われていますが、だとすると実によく考えて構成していると思いますし、ここまで綺麗に束ねた努力は凄い。当時の感想でも書いてますが、あの名台詞をただの気取りだと思いこんでいるひとは、いっかいオリジナル音声で観ておくべきだと思う。面白い、と思うかはさておき、たぶん評価が変わるはず。

　鑑賞後はいつものうどん屋にて昼食を摂ってから帰宅。