午前十時の映画祭《青の50本》リカバリー上映3回目鑑賞のために、自転車にて六本木へ――出かけようとした矢先にぱらぱらと雪がちらついて一瞬たじろぎましたが、曇りか晴れ、という予報を信じて突撃。散発的に雪の粒が襲ってきましたが、おおむね問題はありませんでした。
今週の作品は、フランソワーズ・サガンの小説『ブラームスはお好き』をイングリッド・バーグマン&イヴ・モンタン主演で映画化した『さよならをもう一度』(日本ユナイテッド・アーティスツ配給)。
洒脱でムード重視なロマンス、というのは私の守備範囲からかなり離れていますし、その点を抜きにしても構成や演出に首を傾げる部分があって、必ずしも傑作とは言い難い、と思うのですが、非常に味わい深い作品。価値観はいささか古いものの、実感が籠もっていて嘘っぽさがないのもいい。ムードがあって甘くない、まさしく大人のロマンスという趣。好みではありませんが、いい作品だと思います。
来週、再来週はロバート・デ・ニーロ主演の3時間に及ぶ大作が続いて、それで遂に第2回午前十時の映画祭はフィナーレです。……どうして最後にそんな重いのを持ってくるのか、と首を傾げますが、リカバリーになってしまったからであって、狙ったわけではないんだよな。まあ、よほどのことがない限り、無事にコンプリートできそうです。
鑑賞後はいつも通りにうどん屋へ。通い始めた頃は上の階に店舗を増やしたお陰で、昼間ならけっこうスムーズに座れたのですが、このところ待つことが多くなってます。まあ、それでも回転は早いので、苦にならない程度の待ち時間ですが。
ので、苦にならない程度の待ち時間ですが。
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