深夜、喜多の許を訪れたしのぶの目的は、疲れた彼を癒すため、足つぼマッサージを――させてあげることだった。唯々諾々と従い、ベッドを彼女に明け渡して一夜明けた、死を覚悟して2日目。喜多は久々に実家を訪れ、ただひとりの肉親となった母に会う。お手製のカレーを堪能した喜多だったが、やがて思わぬことに気づいてしまう……
やー、2話目も順調です。今のところは第1話で提示したショッキングな要素を踏襲して膨らませているだけなのですが、それでも充分雰囲気がある。こと、喜多の母を巡る出来事は、あり得そうなだけにじんわりと沁みてきます。
感心したのは、予告編の仕掛けです。前回、もうそこを見せてしまうのか、といささか落胆した部分は、まだ提示の仕方に工夫があって、一筋縄ではいかない面を披露している。この分だと、次回で早くも接触するかつての妻とのやりとりも面白そうです。
アイドル女優の棒読み過ぎる演技とか生瀬勝久が読んでいる本とか、近年のドラマ特有の細かな擽りも随所に盛り込んでいて好感度も高い。うん、安心して最後まで楽しめそうです……喜多さん本人は大変不幸だが。
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